裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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意外なヤクザの前職…。
ヤクザになる!…その就職事情

警察白書によると暴力団構成員及び準構成員の総数は8万5千人。その増加傾向は年々顕著になっていると報告されている。彼らがヤクザになるきっかけとは如何なるものなのであろうか? 

ヤクザになる…それは盃を貰うことである。終戦直後は先行きの不安や復員での虚無感から…。ヤクザへの締め付けも緩やかだった時代には、地域の親分衆が開帳する賭場などで、本職ヤクザと出会い稼業入りするケースが多かった。

親分衆や幹部クラスに取材をすると、賭場で所作や侠気に触れて稼業入りを決意したという人物が実に多い。博打打ちが職業として存在し、賭場が行き場のない若者を預かって修行させる場でもあったわけである。

現在では街の繁華街や刑務所などの矯正施設で本職に触れるケースが多い。

最近の稼業人の前歴は愚連隊や暴走族といった街の荒くれ者、硬派な不良がほとんど。アマチュア時代に華麗なる戦歴や伝説を持つ者も多い。

警察白書では山口組・稲川会・住吉会の三大組織の構成員で全暴力団員の七割以上を占めていると報告している。この数字に昨今の暴力社会の淘汰や寡占化が見て取れると共に、ヤクザ稼業に足を踏み入れようとする男たちにも『寄らば大樹の陰』同じヤクザになるのなら大組織で…といった考え方が浸透しているのも見取れる。

男が侠に惚れる、そんな時代は遠い過去のものなのか? そんなヤクザの就職事情の中で、実にユニークな前歴をたどってきた者もいる。本コラムではそうして侠たちを紹介していこう。


宗教家からヤクザへ…。

ミッション・バラバという団体がある。元ヤクザであった宗教人たちの伝道集団である。彼らを描いた「刺青クリスチャン」(早稲田出版)という書籍は「親分はイエス様」(渡瀬恒彦主演)として映画化もされた。ヤクザを辞めると決意し聖職者へと転身した稀有な例である。書籍からも元ヤクザに対する世間の風当たりや相当の苦労が読み取れる。この逆の例は? 宗教家からヤクザへ…。

とあるネオン街にその例はあった。彼は京都の名刹の宗教人であった。地元で遊ぶと檀家などの関係者に見咎められるので、週末になると新幹線で都内のネオン街に通いつめた。

女、酒、博打。その中で彼が嵌ったのが女と博打。彼は名義人を立て売春クラブを出店した。博打場で出会った地元組織の入れ知恵であった。彼は組織のヤミ金や違法カジノなどにも出資した。

地元では宗教人、ネオン街では準構成員。二束の草鞋を履く彼は、京都から舞妓を呼んでネオン街を我が物顔で闊歩するなど、派手な生活に歯止めは利かなかった。そうなるとやっかむ人間も出てくる。彼は切り捨てられた。ヤクザ組織と当局との談合もあったのかもしれない。地元ヤクザの抱える債権を反故にする目的もあったと噂された。彼の経営する違法店ばかりが摘発された。

彼は今、塀の中である。後日、その男は正式に稼業入りしていたことを知った。


己の腕一本!

暴対法や組織犯罪対策法などで圧制が敷かれ、実直に任侠道に生きようとしても難しい面が多い昨今だが、気合いが入った男たちがいる。己の腕一本に賭けて生きた男たちである。

任侠世界の勢力図を塗り替えた六代目山口組組長・司忍氏の前職はなんと漁師である。水産高校卒業後に大手水産会社に勤務、トロール船の乗組員であった過去を持つ。漁師・船乗りの激しい世界で男気を学んだとされている。

最大組織の親分の前職が漁師? 何も驚くことはない。山口組創設者の初代・山口春吉氏が元漁師なのである。淡路島の漁師だったが見切りをつけて神戸に労務者として移住。港湾荷役に従事して山口組を創設したのである。

ちなみに三代目組長・田岡一雄氏は元旋盤工である。上司を殴って退職、山口組の賭場に出入りしていたことから稼業入りした。

スポーツ選手・格闘家からの転身も多い。
ヤクザ黎明期には神社仏閣での勧進相撲興行の相撲取りから多くの名門一家の創設者が誕生している。「一本刀土俵入り」で有名な駒形の茂平は相撲取りから稼業入りしたとされる伝説の人物であるが、実は架空の人物で、先の人物の一人をモデルとしている。

元プロ野球選手も多い。明記は避けるが、元巨●軍選手で組織がらみの違法風俗店を経営し逮捕された人物や、恐喝で稼業名刺をさらして逮捕された元選手もいる。私の知る限り元格闘家のヤクザも多い。


お堅い職業から…

内山哲夫「転落弁護士―私はこうして塀の中に落ちた」(講談社)という書籍がある。警察庁出身の元弁護士の告白ノンフィクションである。

現在は法律事務所の調査員として正業にあるが、彼は弁護士でありながら企業舎弟として恐喝・横領。事件屋として活動した人物である。酒・女・金…銀座の先生とまで呼ばれた豪遊。そのツケを補うためには闇社会に身を置くしかなかったと著書の中で述べている。

六代目山口組最高顧問の岸本才三氏の経歴はユニークである。海軍航空隊員として終戦を迎え、神戸市役所職員となったのである。退職するまでヤクザと公務員という二足の草鞋を履き続けたと告白している。巨大組織の舵取りに公務員としての実務経験が生かされているのは間違いない。

つい先日、九州である郵便局員が逮捕された。職質を受けた際に拳銃を発砲して逮捕された。調べてみると郵便局員でありながらヤクザであった。郵政民営化騒動の中で、この事件には当局も取り扱いに頭を抱えたに違いない。

実際に元警察官や弁護士のヤクザは多い。そのほとんどが身分を隠しての企業舎弟としての活動である。その前職や身に付けたスキルから、ヤクザとして身体を張る必要は無いからでもある。前歴や頭脳を駆使して企業舎弟として暗躍するケースがほとんどである。

元警察官として企業の総務課や渉外課などに天下り、組織関係者や総会屋、企業ゴロなどと交わるうちに染まっていった事例がほとんどである。

蛇の道は蛇、現役警察官でありながら組織のために働き、告発されて退職。そのまま稼業入りした元警察官もいる。

ちなみに逆の例で稀有な例が、前大阪市助役の大平光代氏。彼女は元極妻。一念発起して司法試験に合格。弁護士として活動すると共に大阪市助役まで登り詰めた努力の人である。背中には観音様と蛇の刺青が入っていると告白している。

(C)SHINSHUN / 劇画マッドマックス Vol.16 特集コラムより

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山口春吉山口 春吉(やまぐち はるきち、1881年 - 1938年1月17日)は、ヤクザ、暴力団・山口組初代組長。兵庫県津名郡仮屋浦(後の淡路市)出身。1910年頃まで淡路島の津名郡で漁師をしていたが、漁師業に見切りを付け神戸港に労務者として移住した。当初は神戸市生田区栄町
2007/02/10(土) 05:48:23) | 神戸探索.com
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