裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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極道ヘタ打ち列伝 ③
わがまま親分


うちの親分は別にグルメってわけじゃないけど、
突然に食べたくなる人なんだ。
テレビのグルメ情報なんかやってると、
何が気になるのか? よし!行くぞ!って事になる。

ちょっと前にも某局でやっていたアナウンサーがレポート、
店の場所の地図が投票の結果により大小で公開されるって番組。
・・・・・・あれはまいった。
必ず小さい地図の店が気になるんだな。
局に問い合わせたり、若いのに調べさせたり、往生したよ。
命令は絶対! 必ず親分のご希望に沿うもんだから、
それが当たり前になっちゃってるんだ。

だから親分も何気なく「食べたいなぁ」とボソリ。
その夜も寿司屋にいるくせになぜか?
『新鮮なマグロが食べたい』って言い出した。

マグロは三崎漁港だってんで、
・・・・・・夜中に車を飛ばしたよ。

あげくにスイカ畑の中で迷子になって
大変な目にあった事がある。
カーナビにあぜ道は出てないし、
おまけに狭い道で立ち往生。
寿司屋で食えばイイじゃんってマジ思ったよ。

あと季節感の無いことを言い出すのにも参るなぁ。
今は冷凍技術が発達してるからいいが、
真夏に「イチゴを食いたい」って言い出したことがあって、
・・・・・・しかも真夜中に。

近場の果物関係に組員が散ったよ。
結局、歌舞伎町じゅうのショートケーキにバースデーケーキを買い占めてイチゴだけをお皿に並べたよ(笑)。

さすがに不味かったのかあれからは言い出さないなぁ…と思ったら、
今度は春先に「・・・・・・柿を食いたい」
え?イチゴならケーキがあるが、柿? 参った。
果物関係にも無い! 料亭! 小料理屋!・・・ないッ!
これはダメだろと思ったら、
歌舞伎町の韓国系の食材屋にあった!
韓国・・・マジすごい!
ラベルを見るとオーストラリア産。
なるほど・・・たしかに季節は逆だぁと妙に感心したよ。


証言者: Kさん (稼業歴:バイト気分) 新宿



初めての若い衆


組織にとって人間は財産だ。
育て、力を付けさせるのが組織作りの基本だ。
これは親分の受け売り(笑) 

・・・で、中堅以上になるとオヤジから若い衆を預かることもある。
そうなると自分が面倒をみることになる。
オヤジからの預かり物、それなりに気も使うさ。

それは俺たちが人身掌握術を学ぶ修行でもあるわけさ。
あ、これも受け売り。

で、弟分が初めて若い衆を任されることになった。
舞い上がって兄貴風を吹かせまくって、
親分や兄貴分の受け売り(自分はどうなんだ!)
を自慢げに話している。

さっそく個人的歓迎会(?)を主催!
新人君を飲みに連れて行くことになった。

「兄貴もいかがですか?」
あ!俺の支払いかよ?

「今日は俺が」と言うので、
御指導振りを拝見に御同席させて頂きましたよ。

「兄貴はスゴイだろ」とヨイショ、
次には自己アピール。
若い衆は行儀もいいし真剣な眼差し。
・・・・・・これはイイ若い衆だと感心した。

結局、朝方近くまで飲み、
弟分は自慢げに6万を払った。
「ご馳走様でした」
若い衆は弟分に最敬礼。
「いいな、こうして朝まで飲んでも、
明日は事務所に一番に来てピカピカに掃除し、
兄貴たちを元気に出迎える。それが修行だ!」
・・・と弟分。
「はい!」
「よし、行け!」
「失礼します!」
ほぉ~~~~っ! なかなかやるもんだと感心した。

ところが、若い衆が帰ると、
「ところで、兄貴、6万円貸してもらえませんか?」
「・・・・・・は?」 
「だから6万」

「おはようございます!」
翌朝、新人君は言い付け通りに事務所はピカピカ!
「おおおおお!やるなぁ!」

・・・・・・でも、その指導員は二日酔いでお休み。
初日で若い衆の信頼を失いました。


証言者 Sさん (稼業歴15年) 新宿


(C)SHINSHUN 極道ヘタ打ち列伝 原作改稿
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