裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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不死身の侠
修羅場を何度となく乗り越えたある親分は、
巨体のせいか?酒がメチャクチャ強い。
朝までかなりの量を呑み続ける。

酒癖?イイです。
顔には一切出ないし、酒飲みの鑑という位に、
乱れない、絡まない、暴れない。
いつも冷静で渋く呑んでます。

ところが最近、気がついたことがある。
あの冷静な状態で実はベロベロに酔っていて、
しかも記憶が飛んでいるって事に気が付いてしまった。

その夜は朝までやっている屋台で飲んでいた。
隣の体育会系学生たちが揉め出して、
ついに殴り合いになってしまった。

最初は知らん顔をしていた親分だが、
屋台の親父の困った顔を見て仲裁に入った。

ところが血が頭に登り過ぎた大学生は、
止めに入った親分に手を出してしまった。
顔面に一発! みぞおちに一発。

慌てた屋台の親父が「この人は!」と親分の正体を告げた。
体育会系は驚いてその場に土下座。

親分はニッコリ笑顔で
「ケンカするのも仲のいい証拠、人様に迷惑掛けなきゃ大いにやれ」
学生の肩をポンポンと叩き・・・、
仲を取り持つように一緒に呑んで彼らの料金も支払った。

う~ん侠客や!

ところが…翌日、店に来た親分は顔に湿布。
「やっぱり腫れました?」
・・・と私が言うと、不思議そうな顔で
「歯茎が腫れたの何で知ってる?」
「はあ?」
親分は顔をさすりながら・・・、
「おまけにお腹がシクシク痛いんだよな」

親分、それって大学生の拳が…。

そうなんです。

親分は完全に記憶を無くしており、
単なる歯茎の腫れと腹痛だと思い込んでるみたいなんです。

確信したのはある雨の夜、
足元の大理石が滑りやすくなっていて親分はツルン!
後頭部をしたたかに打ち付けました。
頑丈な身体の親分は笑いながら立ち上がった。

翌日・・・、
「何だろう?朝から頭が痛たいんだよなぁ」
・・・と言いながら頭痛薬を呑んでいました。

それは頭痛じゃなくて打撲ですから!

…恐竜は脳に痛みが届くのが遅い。
何度襲われても不死鳥のように甦った男。

こりゃドスで何箇所も刺されても死なないはずだわ!


新宿 Yさん

(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿
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