裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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歌舞伎町極道専用理容室!
極道バーバー! 世界で一番危険な理髪店!

『もーすと・でんじゃらす・カブキチョー・ばぁばぁ~~!』


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歌舞伎町には歌舞伎町ならではのお店がある。
この店もそうだ。
裏系住人なら誰もが知る店だ。
歌舞伎町の猥雑な路地の猥雑なビルにその店はある。

どうしても、いつかはこの店を取材したかった。
「ヤクザ御用達理容室」「極道バーバー」
取材を受けてくれるわけが無い!
「二度と来るなぁ!」と塩を撒かれるのがオチであろう。
・・・そう思っていた。

取材したあるヤクザ幹部がその店で髪を切ると言う。
『俺!お供します!』 (ヤッタ!)

三人の職人さんが手際よく黙々と髪を切っている。
話を切り出すタイミングを推し量っていた。

客の一人が私に気が付いた。
あるビルオーナーである。
『なんだよ? 取材か? ヤクザ理容室か? ははははは』
『ドキっ!』 (あちゃあああ・・・言うなよ!)
『こいつ、歌舞伎町広報部なんだよ。取材させてやれよ』
『・・・・・・』 (・・・終わった?)

ところが、これが良かったのである。

涼しげな顔をした(この街で商売しているのだ。さすがに達観している)店主の一人が笑う。

『・・・いいよ』
『じゃあ!宣伝になるように書きますから』
(・・・なるわけがない)
『そんなもの必要ないよ(笑)』

・・・・・・完全に見透かされていた。

『極道理容室って書きますよ?』
『・・・いいですよ(笑)』
『ホントに?』
『ホントに。でも、アンタ、面白いねぇ』

こんな取材依頼がくるとは思わなかったと笑う。
もっと早く来るんだった!


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歌舞伎町は全国一のヤクザ激戦区である。
そんな街に知る人ぞ知る名物床屋が存在する。
一般客ほぼ皆無というヤクザ御用達の理容室として、
歌舞伎町の裏系住人たちには広く知られた店であった。

『私たちは先代から店を引き継いだ弟子なんです。弟子の三人が共同経営する店です。だから他の街を知りません。先代の経営していたこの店で、洗髪をし、雑用をしながら、理容師免許を取りました。特別だとは感じないんです。ただ、他を知る店員は驚いて辞めていきますけどね(笑)』

長年この街を見続けた職人のひとりは笑う。
酒と女が最大の売り物である歌舞伎町に、
わざわざ調髪に来る客はいない。
…なのに、連日の大繁盛。
待合いベンチの書棚は見事なくらいヤクザ専門誌で一杯だ。
この書棚が大繁盛の理由を物語る。

『思いっきり怖くしてくれ・・・って注文が昔はありました。ヤクザの好む髪型も変わりましたよ。今はヤクザに見えなくしてくれって(笑) パンチパーマ全盛の頃は今日もパンチ、明日もパンチでねぇ。死にそうなくらい怖い思いもしましたよ。揉み上げが左右違ったら、その分、指を詰めるぞ!と脅かされたり、対立組織同士がいきなり店内で掴み合いを始めたり・・・。ヤクザは男を売る商売ですから間違いなくオシャレです。髪型が気に入らないと拉致されたこともあります。組事務所で恫喝されていると先代が慌てて助けに来てくれました。でも、その組の親分が髪を切りに来た際に、若い衆が迷惑を掛けたと大金を置いて帰りましたよ』

そういう事件がいくつか重なり、
いつのまにか、「あの店には迷惑を掛けるな」
・・・という歌舞伎町の掟のようなものが出来上がったらしい。
以来、業界の揉め事や争いなども持ち込まれることは無くなった。
・・・しかし、

『抗争している組織同士がたまたま隣の椅子に座って、鏡越しに睨み合って互いに眼を外さない。私たちは髪型どころじゃないですよ。調髪していると大きな刀傷を見つけてゾッとしたり、ある幹部の長髪をバッサリ切った際には、頭頂部にとぐろを巻いた大きな蛇の刺青が出てきて、これはビックリしましたねぇ』

怖いことだけでなく、嬉しいことも多いと語る。

『東映のある役者がひょっこり訪ねてきて、今度ヤクザ映画に出演するから、本物の髪型(?)にして欲しい。以来、常連です』

過去に関わったいくつかの書籍や雑誌・・・、
私は待合室のこの本棚に助けられたのかもしれない。

『ある任侠劇画の先生が著書を全巻寄贈してくださいまして、待合室は極道図書館、資料室のようになりました。親分が続きを読みたいから借りて来い! ウチは床屋で、貸本屋じゃないんですから(笑) そんなこんなで無くなると補充していただいて・・・』


歌舞伎町で様々なヤクザ人生も見た。


『罪を犯して出頭するから、その前に身綺麗にしたいと言う。そういう侠は正直に罪を認めて直ちに刑に服す。何日か後には坊主頭になるのに…と思いながらも、ヨシッと気合いが入りますね。しばらく刑務所に勤めて戻ってきた侠が以前の髪型に戻す。ああ…戻って来たんだなぁと、感慨深げに言葉にされ、ジーンと来たこともあります』

そうした刑務所の侠たちから手紙が届くこともあると言う。
『俺が戻るまで店は閉めないでくれ』 
・・・大きな励ましになると微笑む。


『風呂屋と床屋、人様の体を綺麗にしてくれる商売の職人さんたちには心付けを置くものだ。そういう嬉しいことを言う昔気質の親分もいます。ヤクザ御用達で大いに結構です。たしかに私たちはこの街で口うるさい客に囲まれているかも知れません。それも床屋の修行ですよ。でも、それ以上に彼らに人間の修行をさせてもらっているような気がしますね』


ここは、歌舞伎町ヤクザ御用達理髪店、
何が悪い! 男たちは大きく胸を張った。


 ~『ヤクザ専用散髪屋』を加筆修正~
(C)SHINSHUN 実話マッドマックス/コアマガジン


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※ お客に迷惑が掛からないように閉店時間に取材訪問した。・・・しかし、夜の街・歌舞伎町。ヤクザな人たちは夜型だった。待合ベンチにまで溢れている。わずかなカタギ客への配慮もあるのだろうか? 我々は待っていた。・・・ところが、お客様各位様・・・「こいつら何?」 事情を知ると「面白えぇ!俺、出るぞ!」「俺も撮れ!」「刺青を出そうか!」と、大騒ぎ。かくして期待もしなかった超極道バーバーに!


・・・と、いうわけで、こういうグラビア記事になりました。

YAKUZASANPATU.jpg

そのグラビアは文章以上のインパクトがあります。
私はその完成ゲラに手を叩いて喜びました。いやぁ!最高!


・・・みんな、この店が好きなんだなぁ。店主の皆さんをはじめお客様各位様、シャレが分かる人は大好きである。皆様、ご協力ありがとうございました 


※ ・・・で、どこにある、何という店かって? 探してみてくださいな(笑)
・・・安くしてくれるかもよ。

あ・・・、床屋は月曜日が休みですよ(笑!)
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→ソース(人民網)(朝日) 追記:(アメーバニュース) 小泉前総理のライオンヘアの発案者でもあるそうで、縁起の良い店になりそうですね。かつ、常連政治家も結構これからは新宿まで脚を運びそう。 と、こんなところにタイミングよく対極も対極、歌舞伎町の極道専門理
2006/12/07(木) 20:27:55) | 裏新宿(NEW)
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