裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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金声玉振
ある親分と食事をした。
『食事をしませんか?』
直接に連絡を頂いて正直ぶったまげた。
打ち合わせ中で、馬鹿話に大笑いしていた時なので、ことさら驚いた。
世間を騒がせた武闘派組織で簡単にはお近づきになれない…という評判の親分である。

ある暴露記事を書いて、本当なのか?という質問とともに、
その当事者双方(&…と思える)からさまざまな意見や抗議が…。
私は無謀にもその片方の長である親分に正面からぶつかった。
マスコミ嫌いで通り、組織名を書いただけで泣かされた出版関係者も多いと聞く。
その組織の代行を通じて、その部分に関するお詫びの旨を伝えてもらった。……私は実名を晒していた。

驚いたことに返事が来たのである。
親分はその記事のことは知らなかったので、
ドキドキしながら…送った。
すぐに電話が鳴った。
『…謝ることはないです。嘘は書いてない』
……その翌日から、なぜか?片方だけでなく、
双方の抗議電話はピタリと止まった。

そんな私に興味を持たれたのか?
親分が知るはずもない抗議電話の埋め合わせ
(失礼な言い方だなぁ)なのか?
たしかに『食事でもしましょう』とは言っておられた。
……社交辞令だと思ってましたぁ!

世間で語られるイメージとは程遠く、
人情厚く笑顔を絶やさない人物であった。
さすがに、二人だけの食事は緊張したが、
話しているうちに不思議な気分に…。
話が弾み、私も親分も良く笑う。
私の貧乏舌には贅沢で、豪華な食事の味はまったく分からなかったが、
親分の言葉は噛み締めた。
子供の頃、学生時代、若き稼業人時代、世間を騒がせた事件、ヤクザ社会…。
気さくで暖かくて不思議な魅力に溢れる人物だ。
その世界の人が必ず覗かせる「ドキッ」とする瞬間がまったくない。
我々(私?)は、ギリギリに挑み、目で「オイ!コラァ」と叱られることも…しばしば。

…何故なんだ?
…どうしてなんだ? 
色々な人物に会ってきたが、
私の中では初めてのタイプの親分である。

調子に乗って、とんでもない質問をしてしまう私。
マスコミ嫌いだとのお話であったが、
理路整然と答えていただく。
…これは取材ではないんだと己に言い聞かすこと数回。
あくまでもプライベートな会食であるから、そのルールは守りたいが、この人物の魅力や侠気はいつかは伝えたいと思う。
多くの若者が集まり慕うのも理解できる。
そのひとつを垣間見たのに過ぎないだろうが…。


…私はこの世界の親分たちから教わることが多い。
そのたびに私の人間としての浅はかさを思い知らされる。
業界の諸先輩がお書きになる『ヤクザに学ぶ…』などの一連の書籍。
実際に現場にいると簡単に思いつく企画で、間違いなくそう感じる。

…ところで、食事は実現して驚かされましたが、
これは社交辞令ってことはないでしょうねぇ?親分!
『ある段階が来たら、全て(ある事件の)を公開します。
その時は、アナタが書いてみませんか?』

か、書きますとも! 

……真相は明らかになる。


※ 金声玉振:知勇兼備のこと。金は「鐘」玉は「馨」という打楽器。中国の古典音楽では必ず最初に鐘を鳴らし最後に馨を打って締めくくった。…ですって。
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