裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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ヤァヤァヤァ! ネオン街不況がやってくる? ←古っ!
ネオン街は不況砂漠のオアシスなのか? それとも…?
襲い来る世界不況、就職難、格差社会…、
最終的受け皿となるネオン街はどのように変化してゆくのか!



…以下、まるで歌舞伎町裏経済大学の卒論のような文章です(笑)


サブプライムローンの崩壊、グローバルな金融企業の破綻、
米国に端を発した世界恐慌は日本を直撃しようとしている。
いや、すでにその波に飲み込まれている。
犠牲になるのは弱者…、
突然の雇用停止を宣告された非正規雇用労働者たちは、
年末から年始にかけて住む場所さえ失った。

派遣社員法…、当初は特別なスキルを持ち、
実力だけで企業を渡り歩くスペシャリストのための法律であった
しかし、その法律は企業側の都合だけでいいように作りかえられた。
人件費の削減、もしもの際の雇用調整…、
その目論見どおりに企業側は突然、非情の牙を非正規労働者たちに剥いた。
世間が浮かれる年末年始に路頭に迷う人々…、
これが成熟した社会だろうか? まともな世の中だろうか? 
路頭に迷った労働者たちがホームレスのように公園のテントで暮らし、
炊き出しに並んで、スープを啜る。
一連のニュース映像は我々の価値観を一瞬にして破壊してくれた。
実にショッキングな光景だった。

しかし、その価値観さえ狂った世界がある。
…ネオン街、
夢を見続けている人間と再起を図る人間たちの吹き溜まりだ。
難しい手続きナシに住む場所も仕事もすぐにでも手に入る街だ。
いくつかの人間として大切なことをゴミ箱にさえ捨てれば、一攫千金も夢ではない街だ。


IMG_8787.jpg


不況になるたびにネオン街の構造は変化してきた。
あぶれた人間たちが流入するからである。

バブル崩壊後の就職不況と呼ばれた時代には、
頭を下げ、コネをフル活用し、やっと手に入れた
終身雇用制の正社員としての地位よりも、
気楽なフリーターを選ぶ人間が続出した。

彼らの流入に合わせてネオン街もカメレオンのように変化した。
堅苦しい高級クラブは素人でも気楽に勤務できるキャバクラへ…、
昔ながらの軍隊式のホストクラブは友だちノリのホストパブに…。
人生の悲哀を背負った風俗は、
『だって彼氏にすることでしょ?』
…とライトな風俗に生まれ変わった。

夜の世界で一番、ディープな暴力社会も、
準構成員、企業舎弟…、
闇社会の厳しい掟から逃れる気楽な犯罪予備軍を作り上げた。

ところが、短期間勝負のつもりのネオン街は、実に流されやすい街だ。
前述の通りにプライドや道徳観さえドブに捨てれば、
ペテンが利いて、処世術に長けている人間ほど
一攫千金に近づける世界であるのがネオン街だ。
いつしか、ぬるま湯に浸り切ったような夜の世界から、
抜け出せなくなっている自分に気が付くのである。

ネオン街には世の中の流れは遅れて登場する。
事実、バブル崩壊の直接の影響は、
数年後にネオン街にもたらされたのである。
銀行の不良債権が建設会社を襲い、その下請けを襲う。
末端のビジネス戦士たちが減給され、リストラされるのはバブル崩壊の数年後だった。

その波が再びネオン街を変身させる。


ネオン街は柔軟な思考を持った街だ。
世の中の流れなぞ、まったく理解していなくとも、
自らの姿を巧みに変化させる。
環境に応じて突然変異するウィルスのような存在だ。

ネオン街浄化の特効薬が投薬されるたびに、
ネオン街と闇の住人たちは薬物耐性を身に付けるように変化していった。
時には闇の奥底で息を潜ませる。

その最も分かりやすい例が、
ネオン街の闇の王者である暴力社会である。
闇社会は過渡期にあるといわれる。
暴対法、組織犯罪処罰法…、
彼らを駆逐するためだけに施行された法律が対処療法の様に投下されたが、
闇社会は巧みに逃げ道を作り上げ、
法律の隙間を縫うように拡散してゆき、
時にはその姿すら変え、闇に潜ろうとする。
ネオン街を還流する巨額のアングラマネー…、
それらが最終的に到達する場所は彼らの懐でもある。

夢を見続けている人間、再起を図ろうとしている人間…、
ネオン街はウイルスの培養皿である。
繁殖しやすい温度と湿度、充分な栄養のもと、住人たちは増殖していった。


しかし、突然に、そのぬるま湯のような環境が歪められてしまったら……。

彼らはどのように変化してゆくのであろうか? 
…ちなみに、生物科学的に言えば、
適正な環境を剥奪されたウイルスはその毒性を限界にまで強めるのである。


(C)SHINSHUN 超格差社会の真実(宙出版) コラムより


PS:

のどかな土曜日の午後、
スタジオアルタがある新宿駅東口のステーションスクエア、
NPOの有志たちが、職を失った派遣社員たちへの
炊き出しと就職相談窓口を設けていた。
真剣な顔で、相談する人たち。
湯気のする炊き出しのお椀に目を細める人たち
誰もが疲れ切った表情をしていた。
相談する側も、される側も…。
これが今の日本だ。

しばらく眺めていると、あることに気が付いた。
それは歌舞伎町の日常的な光景でもあった。
すぐ横で、行きかう女性たちに声を掛ける男性たちが…、
彼らはお水関係のスカウトだ。
アルタ横から歌舞伎町へ抜ける道は
かつてスカウト通りと呼ばれていた。
『昼キャバもあるよ』
『え~~~、昼でもいいの?』
『日払いも出来るよ』
『寮は?』
『あるよ!』
声をかける側も、かけられる側も、すこぶる元気だ。

不謹慎な発言極まりないかもしれないが、
彼らの就職相談の方が確実で親身なのかもしれない。

複雑ではあったが、
逞しさを感じた。
元気を感じた。

…それが歌舞伎町だ。
少し、嬉しくもあった。


そんな光景を目にした。



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……ネオン街不況がやってくる?
負けるな! 歌舞伎町!


銀座は歌舞伎町より大変らしい。
企業の接待費縮減の影響がモロ。
プライベートな金が落ちる分、歌舞伎町は何とか…。



(C) SHINSHUN


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ありがとうコマ劇場、いつか又、会おう!




2722.jpg
超格差社会の真実

宙出版刊 発売日:2009年2月24日(火) 定価:480円(税込)


派遣社員、風俗嬢、ニート、破産者、逃亡者、犯罪者、ヤングホームレス・・・。
本当にあった不幸な話!!

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歌舞伎町コミューン


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