裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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逆に怒ることもある
歌舞伎町やヤクザ関係の物書きと聞いて、ビビリながら会う映像・出版業界関係者。
ところが…、私に会うと、その滲み出るお気楽さゆえに、必ずこう言う。

『いやぁ…怖い方かなと思いましたよ』
これはまだ許せる。
『日本の方ですか?いやぁ、良かった』
どういう意味だ!

私はペンネームのせいで外国人だと思われる事が多い。その事を怒っているのではない。私の取材対象はヤクザやアングラ系住人が多い。…と言うか、それだけだ。

私は彼らを人種や職種などの色眼鏡で見たことは無い。ヤクザであろうが、不良外人であろうが、身体を売っていようが…みんな、人間だ。その中身で付き合う。その中身を知らしめたい。

その台詞を口にした途端に、『お前とは仕事できねぇなぁ』と、何度言ったことであろうか? 相手の差別感や見下しを感じ取った時点で、そう告げる。どんなに美味しい話でもそう告げる。

…原因は自らの筆名にあるのにも関わらず。

ある週刊誌が山口組記事(その頃は表紙にそれがあるだけで売れた)を依頼してきたことがある。担当は二十代の編集者であった。

『他の媒体で書いていない情報を出していただけますか?原稿料は上乗せさせていただきますから…』
『あのねぇ…俺は数万円程度の上乗せで死にたくないから。出すか出さないかじゃない。出せるか出せないか…なの。それは、こっちの判断だろ…』
(念のために申し添えますが、死ぬことはまず…ない。過去に知人の歌舞伎町ライターが東京湾に浮かんだが、あれは私怨の自己責任)
『何とかお願いいたします!』
熱意はあった。しかし次の一言が私を怒らせた。
『ケツは私が持ちますから…』
ケツ? カチ~~~~~ン!
『誰が誰のケツを持つって? お前が俺のケツを持てるのか!逆だろ!』

せめて出版社が全ての責任を…くらい言えないものか? それは当たり前の話である。ライターがどう書こうと、写真家が何を撮ろうと、紙にして販売したら、出版社の責任だ。たしかにライターは自らの文章に責任がある。だからケツは自分で持つ。ゆえに保険も掛けておく。
一編集者の若造のお前からなぁ…ケツを持たれても。この若き編集者の将来のために脅かす事にした。

『じゃあ、そこまで言うなら、俺じゃなくて、自分で自分のケツを持ってみろ。お前、俺を怒らせたんだぞ。ケジメ取るぞ!』

後日、彼のケツを持ったのは、私の友人の前編集長であった。ちなみに彼は掲載記事の責任を取り更迭された人物である。社員のケツも持ててないじゃん!…そんな彼が謝ってきてもなぁ。

結局、降りた。その記事は大先輩の作家が担当した。
『降りたんだって?どうしたよ?……お前も青いなぁ』
電話の向こうで笑う。その通りである。

しかし、後輩が下りた仕事を請けるとは…。
誌面にそんな裏事情は出ないとしても、
書いてナンボのこの世界。
こうあらねば…と反省。
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