裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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……現実、
『その国を知りたければ、その国の裏社会を覗け』 
世界各国の社会事情に詳しい国際学者はそう話す。
暴力社会こそが表社会を映す鏡であるからである。


日本は独自の闇社会を抱える国である。
海外のアウトロー事情に精通した外国人ジャーナリストは、
我が国の裏社会の人間たちが看板を掲げて闊歩し、
表社会に公然と影響力を持つことに驚く。
伝説となったアウトロー社会の英雄たちが講談で語られ、
古典文学や伝統芸能で取り上げられ、
いまだに人気のジャンルとして映像や出版の題材として描かれている。
彼らが観光の目玉になっている地域もある。
日本という国は、闇社会を肯定もせず否定もせず、
当たり前に存在する「必要悪」として扱ってきた歴史がある。


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ところが、彼らを取り巻く環境が大きく変化してきた。
暴対法や組織犯罪処罰法だけでなく、商法や刑法までもが改正され、
彼らに対するさまざまな締め付けが、表社会以上の格差を生み出しているからである。
そうしたことが暴力社会の業界再編を進め、新たなアウトローたちを作り上げ、
従来の伝統的な任侠社会をも崩壊させようとしている。


『ヤクザも、やりにくくなった、生き辛くなった…ってのが、本音だな』
そう話すのは極道激戦区と言われる新宿歌舞伎町で
数十年間に渡って関東系任侠組織の傘下組織幹部を勤めているA氏(42)である。


『俺は博徒系の組織の人間なんだが、それは長い歴史の中で博打のみを生業にしてきたというプライドでもある。そんな博徒系組織に暗黙的に認められたシノギを法律で禁止し、賭博罪として犯罪にした。お上がヤクザのシノギ(経済行為)を取り上げ、その裏で公営ギャンブルだけは認めている。つまりヤクザのシノギを国家が奪い取ったってことだ。今、論議されているカジノ解禁だってそうだろ?』(A氏)


かつてパチンコの景品買いという彼ら独自のシノギがあった。
現在はパチンコ業界からアウトローたちは完全に締め出され、
彼らが居なくなった空席に警察関係のOBたちが座り、
警察関係者や役人たちが天下る不透明な世界になっているのも事実である。
その中心にいるのは一部の政治家たちであることは言うまでもない。


『日本の政治家どもが一番悪いヤクザだろうなぁ。自分たちの利権のためだけに法律を改悪する。中にはシャブをやっている奴もいたんだろ? まぁ、もっとも人を殺したり、立てこもったりはしないがなぁ』(同)



07年4月20日、東京都町田市で暴力団員による拳銃立てこもり事件が起きた。舞台となったのは閑静な住宅街にある都営住宅であった。
15時間に及ぶ立てこもりは警視庁特殊捜査班SITの突入により解決した。
犯人の暴力団員は事件直前に同じ組に所属する組員二名を射殺しており、
その逃走車両を発見されての立てこもりであった。
暴力団員が公営住宅に入居していたというだけでなく、
自治会の会長をも務めていたことで、事件は新たな波紋を生んだ。


『これなんかは典型的な事件だろうな。勝ち組ヤクザと負け組ヤクザの格差が広がってきていることのなぁ。ヤクザが公団住宅って驚いただろうが、実は普通にあった話なんだよ。行政対象暴力ってヤツだ。都合の悪いことに蓋をするのは一般人よりも役人に多いってことだな。ああいう事件を起こしているのに妙な話だが、あの組員は聞いたところによると極めて真面目なヤクザだったそうだ。ヤクザとして真面目だから勝ち組になれるかって言うとそうじゃないってことだな。世間で勝ち組ヤクザと思われている人間たちは間違いなく人目に付かない所で悪いことをしているからだろうな』(同)


この町田の立てこもり事件の前には、長崎市長の射殺事件が起き、
直後には愛知・長久手で同様の拳銃立てこもり事件が起きている。
銃刀法の改正で拳銃を発射しただけで最高刑罰は無期懲役という
「発射罪」が加重されることになった。
そうした中で、拳銃を発射するという自暴自棄としか
思えない犯罪が連続しているのも事実である。


『俺たちの業界も最終的には、美女と高級レストランでシャンパンを開けて高級ステーキを食う人間と、牛丼屋でポケットの中の小銭を見つめて大盛りと並盛りを悩む人間の二種類しかいなくなるだろうな。ヤクザの格差は個人の力や組織の力にあるといっても過言ではない。それは取りも直さず資金力だ。今は金を持っているかいないかでヤクザが評価される時代だ。もちろん我々の業界の人間はそんなことは否定するだろうが、実際はどうなんだって話だよ』(同)


組織格差を彼は口にした。
警察白書では業界再編と三大組織と言われる
大組織の寡占化傾向が報告されている。
いわゆるブランドヤクザでないと、
生き残れなくなってきているのも現実である。


かつての警察当局は大組織同士が抗争を起こし、
両者の力が弱まってゆくのは、ある意味で大歓迎であった。
しかし、山口組が分裂して一大抗争を巻き起こした山一抗争で、
その考えを改めることになる。
組織が二分されて弱体化するどころか、
勝利を収めた山口組が分裂以前よりも大きな組織となって甦ったからである。


『現在のヤクザ社会は盃外交の時代だな。親子・兄弟だけでなく、ヤクザ組織がヤクザ組織の後見人となっている。ヤクザがヤクザのケツを持つ時代だよ。身内と親戚と敵…、口にはしないが、それが明確になってきている。弱小だが名前や縄張りのある組織は配下にし、それ以外は相手にもしない。金を持っている組織は敵にする。高いリスクを背負って抗争しても、喧嘩相手から取れるものを取れないと何の意味も無いってことだな』(同)


ヤクザ社会の業界再編と格差の進行で、
従来の闇社会からこぼれ落ちるアウトローたちは多い。
彼らが新たな勢力となり、より凶悪な犯罪に手を染め始めているのも事実である。
世間を騒がせる詐欺事件や偽造事件などは、
彼らの手によるものと言っても過言ではない。


『ヤクザ社会は閉塞的な状況になってきている。だからこそ無茶をする奴も出てきている。借金まみれでニッチもサッチもゆかないヤクザなんて俺の周りだけでも大勢いるよ。そこまでしてヤクザを続けてゆく理由がないからと辞めてゆく? そりゃ無理な話だな。刺青を背負って、指の無い人間がどうするんだってことさぁ。お上はヤクザを辞めろと言っているが、じゃあ何をしてくれるんだ。ヤクザになったら一生続けていかなきゃ仕方ない、そういう風に仕向けているのは誰だってことだよ。刑務所では、ある年齢以上になればシャバで生活するよりは刑務所で生活する方がマシだって、皆んな戻って来ちまうんだろ? ヤクザは破門や絶縁になれば戻ることの出来ない世界、だったら、もっと闇の奥で生きてゆくしかないってことだろうな』(同)


暴力団対策には暴力団離脱者の更正プログラムも当然ながら組み込まれている。
再就職のための斡旋や相談所、職能を身に付けるための訓練所などである。
巨額の税金をかけたそれらの施設やシステムがどのように機能しているのか? 
数年前のことだが、ある県(東京以外で広域指定団体を4つも抱える県)で、
それらの施設を利用した元暴力団員は12名、
再就職が可能になったのは、
……たったの1名であった。

しかも、ここだけの話、
組織を離脱しても、
警察は以降五年間、
離脱者を暴力団員としてカウントし続ける。

言うてることと、やっていることが違うやろ!


盃を返して堅気になったはずなのに、
カウントし続けるから、住民票の転入を拒否される。
(所払いを命ぜられる…ため縄張り内の住居を出てゆかねば)
で、どうしようもなく住所不定になる。
……そうなると?


……それが現実なのである。








某国営放送の記者に
『ヤクザは社会の必要悪ですか?』と問われ、
『いいえ、社会に必要なんです』と答えてしまった(笑)

「核」が平和(戦争回避)のための抑止力として必要なのか?
そもそも、環境破壊しまくりの「人類」が地球に必要なのか?
…ってことくらいに。

「核」と「人類」と「ヤクザ」を同列に論じるのか?って…、
おいおい、私はヤクザライターなんですよ(笑) いいじゃん!
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