裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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夢 歌舞伎町 ~歌舞伎町を創った男~ 鈴木喜兵衛
5月17日から21日まで、実にユニークな演劇が公演される。
タイトルは『夢・歌舞伎町物語』である。

歌舞伎町を創った男・鈴木喜兵衛をモチーフにした作品である。

コマ劇前広場(正式にはシネシティ広場というのだが、歌舞伎町の住人たちは噴水があった時代から、ここをコマ劇前広場と呼ぶ)を野外劇場として使用し、実際の歌舞伎町のビルやネオンを舞台装置に使用するという大胆な試みの芝居である。
しかも、本物のパトカーや消防車まで登場するという。

出演者には「歌舞伎町案内人」の李小牧(彼が原作を担当している)や、ホスト業界の雄「愛田観光」の現役ホストなど実際の歌舞伎町の住人たちも出演する。

後援は歌舞伎町商店街振興組合、新宿区も名を連ねている。

歌舞伎町の住人たちと行政が手を取った街づくりのための大掛かりな仕掛けでもある。
その成功を大いに期待している!

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シアターアプルとコマ劇前広場を使った大胆な移動演劇!


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原作は李小牧、演出は東京ギンガ堂・品川能正 主演:大沢樹生、耿忠
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未女売春振り込め詐欺
新種の振り込め詐欺が不夜城で増殖している。
それはネオン街浄化作戦の裏で増加の一途であるデリヘルや裏風俗、そして改正された青少年育成条例・児童買春法を悪用した詐欺。
かつての美人局や劇場型振り込め詐欺にも似た、浄化や摘発が生み出したとも言える最終進化型の歓楽街振り込め詐欺であった。

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これはある風俗雑誌の元編集者からの情報である。
彼は風俗店を紹介する某雑誌の編集者であった。
歌舞伎町・池袋・渋谷という都内を代表する歓楽街の主役であった違法風俗店や無許可風俗店は度重なる浄化作戦や摘発で一掃された。
今や風俗街のテナントビルは空き物件だらけである。
真っ白で何も無い看板が無性に眩い。
痛手を負ったのは風俗業者だけではない。

そうしたビルオーナーや風俗店にタオルなどを下ろすリネン業者を初めとする関連業者、近隣の飲食店や商店までも…。
だが、最大の犠牲者はそうした産業に従事していた人間たちだった。
彼も影響を受けたひとりだ。
風俗店が無くなれば広告収入で成り立っていた風俗雑誌にも多大な影響が出る。
倒産した風俗雑誌会社もあった。
縮小を余儀なくされ彼はリストラされた。
彼は取材先であった風俗店や社交店の路上配布用チラシのデザインなどで細々と食っていたのだが、そのチラシも四月の改正東京都迷惑防止条例で禁止された。
そうした彼の近況を心配して連絡したのだが、その彼からネオン街で増殖しているある詐欺行為を耳にした。
やはり彼のように浄化作戦で職を失った人間たちが手を染めた犯罪であった。

彼の口利きで一人の男に会った。
彼は匿名を条件に取材に応じた。
陽に焼けた茶髪の青年は、大人しそうな印象すら与える。

「元の商売は何軒かの風俗店と契約したスカウトでした。月収にして7~80万くらい稼いでいましたよ。風俗のスカウトと言うのは簡単に金になりましたから…。人間関係が面倒なキャバクラなんかと違って裸になれて我慢すればOKの世界でしたから。キャバクラと違って紹介したオンナが続くんですよ。紹介料もすぐ貰えた。ところが浄化作戦で風俗店があれよあれよと無くなっていき、今度はスカウト自体が禁止されました。別に違法行為や迷惑行為をしてきたつもりはありません。未成年者に声をかけた事もありませんし…。どうしてでしょうかね?」


仲間の何人かは市場調査の会社を立ち上げ、アンケートと偽ってスカウト行為を続けたり、人材派遣会社として窓口を設けたりもしたが、肝心の人材の供給先が無い。そうして殆んどが廃業していったと言う。


「失職した僕は知り合いの出会い系業者のサクラをやり始めました。そこは無許可のデリヘルもやっていて、出会い系で素人好きの客を拾うんです。メールを打つ事よりもスカウトで鍛えられた話術を持っていた為に他の部署に回されました。出会い系の未収料金回収兼架空請求詐欺の部門でした。そこで二万だの三万だのを回収するよりも、手っ取り早く金になる方法ばかりを考えていました。スカウト時代に扱っていた風俗勤めのオンナ達も職が無くキャバクラなんかに転身しましたが続くわけがありません。先輩がそうしたオンナを集めてデリヘルを始め僕も加わりました。デリヘルとは聞こえがいいが派遣売春ですよ。ここでも出会い系で客拾いです。取り分は二万だと五千円、三万だと一万です。少ない時でも三本、多い時は二十本以上は拾えました。リピーターもいましたからね。そんな時に事件が起きました。密室である事をいい事にオンナを脅して乱暴し金を支払わなかった客がいたんです。何日か張り込んで捕まえました。すると普通のサラリーマンでした。「金で解決してくれ」とすんなり二十万を差し出すんです。それがキッカケでしたね…」

こうして彼は歓楽街の買春客を相手とした振り込め詐欺に転じた。
客を尾行し自宅確認や身分確認をして連絡する。
名目は様々…。妊娠した、外傷が出来た、性病に罹ったなどであった。
ホテル内で撮影した携帯電話の記念写メなどの証拠も用意させた。

そんな時に、あるニュースが確実に金に変えることを教えてくれたのである。
児童買春や猥褻行為の処罰規定が強化されたニュースや、それらで逮捕された人間の実名報道であった。

売春防止法は妙な法律で売った側だけが処罰される。
しかし、児童買春はそうではない。
詐欺行為の被害者にとっては、買春行為の罰金やその後の処罰よりも安い金額で話が付く。
何よりも、社会的な信用の喪失だ。

……そこが彼の狙い目であった。
出会い系で未成年の援交狙いの客を重点的に拾った。


「スカウト時代にオンナ名義の口座を沢山持ってましたから、そこに振り込ませます。チマチマした架空請求より金額はデカイし、こちらの言い分はあくまでも和解金なんですよ。直接、請求に行くこともありますよ。まず向こうが会いたがりませんけどね。ニセ弁護士を仕立てた事もあります。知ってます?弁護士というのは身分証明書は無いんですよ。名刺一枚あればいい。それだけで相手は折れてきますね。スカウト時代に見向きもしなかった未成年に目を付けるようになりました。相手も行為の前後に学生証を見せられて喜んでるような馬鹿を狙いますよ」


逮捕されれば彼は詐欺行為だけでなく、児童買春の管理斡旋罪に問われる事になる。


「詐欺なんて申告罪でしょ?誰が訴えますか?架空請求や交通事故をしたなんてデタラメじゃないんですよ。身に覚えがあるから金を払うんですよ。あなたも犯罪者なんですよって強調しますよ。お互い犯罪だって分かっていて手を出している確信犯ですが、こっちはアトが無いけど、向こうはそうじゃないですからね。どうにでもなりますよ。何なら裁判にして自分の買春行為や性行為を細かく供述しますか?ってね。簡単ですよ。今まで100%成功しています。舐めて来たり開き直ったりしてトラぶったら本職に出てもらい、立ち直れないくらいメチャクチャにしてやりますよ。夜の世界はそういうコネは普通にありますからね。東京都の幹部職員や警察官までいましたよ。ホントにざまぁみろでした。ネオン街を変にした奴らですよ。そいつらが裏では金で未成年者を買ってイイ気になっている。そういう奴らの方が高い金額が取れて聞き分けはいいんですから…(笑)。荒稼ぎできるだけして、いつか、洗いざらいぶちまけてやりますよ!」


そう言った彼の顔からは、最初の優しそうな印象は消えていた。



東京都青少年育成総合対策推進本部の本部長に就任した浄化運動の急先鋒、竹花豊副知事(肩書はともに当時) は雑誌のインタビューでこう語っている。

「違法な風俗店が軒並み閉店に追い込まれると、健全な営業をやってきた店も、お客が来なくなったとか、一時的に収入が減ったとか、そういう影響が一時的に起こるかもしれない。それはそれで仕方ない」

「俺が飲みにいける歌舞伎町…」発言の小泉首相は、さる5月19日に歌舞伎町視察を終えテレビのインタビューに答えた。

「何も全てがクリーンでなくてもいい。いかがわしさや不健全さが多少あってもいいんじゃないか?」

こうした高所からの物言い…。
彼らには足元と現実が見えているのであろうか?


浄化や摘発が続くネオン街の裏側。
そこでは、今、何かが蠢き始めている。



(C)SHINSHUN / コアマガジン 
実話マッドマックスVOL.14 
http://www.coremagazine.co.jp/img_index/saishinbn/200506/jitsuwamadmax_sam_l.jpg
(C)SHINSHUN/RAN・MASUMI コアマガジン
コミック「あなた知らない闇世界」VOL.1
http://www.coremagazine.co.jp/img_index/syoseki/cc/yami_samp_l.jpg
乱真澄 http://www.ran-ran-ran.com/
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知られざる韓国・組織暴力(ヤクザ)事情とその歴史!
4月6日、JR山手線・西日暮里駅構内にて韓国の武装スリ団が警察の職務質問を振り切って逃走。催涙スプレーを噴射して駅構内がパニックになった。騒動を起こした4人組のスリ団のうち、やっとのことで1名を確保。その男は刃渡り20センチの刺身包丁を隠し持っていた。

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事件で押収された刺身包丁。
手製の鞘で安全ピンを使い袖の内側に隠されていた。


この事件に私は複雑な思いを抱いている。…というのも、ほんの数週間前に韓国犯罪組織のレポートを劇画化、その中で韓国の武装スリ団や組織暴力(暴力団)の実態と歴史を暴露したばかりだったからである。

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しかも刺身包丁は劇画の中でも印象的なエピソードとして語られている。今回はその取材ノートの一部を公開する。取材源は言えないが、劇画が日本のヤクザに出向している韓国ヤクザが実態を語るというスタイルをとられていることから想像して欲しい。


2005年、愛地球博の開催を受け、海外からの来訪者のために、出入国及び難民認定法第六条の例外を認め、近隣諸国観光客のビザなし渡航の枠を拡大した。…その結果、襲来したのが海外の犯罪者集団である。とりわけ日本人の防犯意識の低さに目をつけた韓国スリ集団の暗躍は凄まじかった。同年、都内で逮捕されたスリ事犯の44%が韓国人による集団スリ事件であった。スリ集団のリーダーは「社長」(サジャン)と呼ばれている。彼らは極めて組織化された犯罪者集団である。本国韓国には「野党」(ヤダン)いう大元締がいるとされているが、それは組織なのか人物なのか、秘密のベールに包まれている。彼らは90年代に韓国でクレジットカードの普及に伴った現金を持ち歩かないキャッシュレス時代の洗礼を受けた。東南アジア組織による偽造カードの被害総額は米国の534万ドルに続き、韓国が508万ドルと世界第2位だという数字からもその普及が窺える。くわえて大統領令により取締強化がなされ、一般市民の防犯意識も高まっていき衰退していた。盗難カードの偽造システムを確立したとされるマレーシアの犯罪組織を仲介する中国の三合会などの偽造カード詐欺団が韓国を草刈場にしたことも取り締まり強化に拍車を掛けた。彼らが活路を見出したのが日本。ぬるま湯に漬かり切ったように平和ボケした国である。

この武装スリ団は韓国の組織暴力(やくざ)とは一切、関係がないとされる。韓国のヤクザ組織のどこかがやらせてたり、管理しているのではない。韓国では「ヤクザと乞食とスリは違う」という言葉がある。簡単に言えば絶対不可侵の住み分けである。日本で言われるヤクザを揶揄する言葉「乞食以下、泥棒以上」(おそらく社会的な迷惑度合いであろうか。乞食より迷惑な存在だが泥棒よりは仁義がある…ということか?)とは意味が違う。

韓国の組織された犯罪集団は大きく分けて三つ。組織暴力と呼ばれる韓国ヤクザ組織、
前述のスリなどの窃盗組織。そして乞食と呼ばれる組織。乞食と言っても日本のホームレスとは全く異なる。街頭での物乞いや物売り。詐欺商売をしたり、子供を使ってシノギを懸けたりしている。どれも組織化され、例えば乞食のボスは英国王室にも招かれてドラマにもなった人物でもある。

韓国ヤクザは日本の歴史とヤクザ組織が大きく関わっている。

韓国ヤクザは「カンペ」と呼ばれる。「カン」はギャングが訛ったもので「ペ」は群れるという意味である。日本の「~組」「~会」のあたる言葉が「派」である。それまでは拳を使う無頼集団を表す「ワルチャ」と呼ばれていた。「カンペ」の歴史は1910年の日韓併合まで遡る。植民地化と共に資本主義が日本から持ち込まれたことが原因であった。その資本主義の枠から落ちこぼれた貧困者や被差別者たちが農村部や労働者層から生まれた。彼らや「暇良」と呼ばれる財産相続権を持たないアブレ者の第二子以下は次第に都市部に進出してゆき裏稼業に手を染めていった。

日本統治下の30~40年代、京城(ソウル)最大の繁華街・明洞(ミョンドン)に、林組という日本のヤクザ組織が進出していた。明治から昭和にかけての右翼の源流と言われる国家主義者の大物・頭山満(※)の擁護を受けた在韓ヤクザ組織である。林組は半島における日本の政策の暗部を受け持っており、同時に大陸浪人と呼ばれる半島や満州に進出する者達の中継基地という側面も持っていた。林は日本名を名乗っていたが、実はソン・ヨンビンという在日韓国人であった。

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林組長(ソン・ヨンビン)


※ 頭山満(とうやま みつる): 1855年、福岡県出身。大アジア主義の立場で活動した国家主義者。自由民権運動に加わり国会開設に尽力。1881年、右翼の源流とされる玄洋社を設立。大陸浪人をも支配する右翼の巨頭となる。以来、政治の裏面に深く関与した。また、金玉均、孫文、ボースら日本に亡命した革命活動家の援助を行ない、朝鮮独立運動にも積極的に関与した。


韓国に進出した日本ヤクザは裏の統治を任され、韓国人が徒党を組み裏社会に勢力を持つのを極端に嫌ったが、ある伝説の人物が闇社会に誕生する。

金斗漢(キムトハン)である。金は若いはぐれ者たちをまとめ上げ、ヤクザ予備軍のボスとして明洞に君臨した。それは韓国ヤクザ史上初の韓国人ヤクザ組織となってゆく。そうしたはぐれ者だけではなく、抑圧された民衆の精神的柱となっていた金は鐘路のボスとなる、明洞を牛耳る林組と次第に対立していった。林組に襲撃された仲間の治療費を作る為に、金は頭山満の会社「東洋貿易」を襲った。この事が、ついに林組とぶつかる原因となった。

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金斗漢(キムトハン)

金の侠気は父親譲りであった。父親は金佐鎮(キム・ジャジン)将軍。1920年代、満州で抗日独立運動を組織し、青山里の戦いなどで日本軍に勝利した。しかし、1930年、金日成の裏切りに遭って射殺された反日・反共の英雄である。金斗漢は「将軍の息子」と異名をとる韓国ヤクザ史上最大のカリスマである。


林と金は韓国流儀の決着の付け方をした。武器は持たずに素手での一騎打ち。その戦いに金斗漢は勝利し、林組長にその侠気を認められた。林の舎弟格になった金は京城(ソウル)の裏の顔となった。

金斗漢はこうして日帝統治下で初の韓国人ヤクザ組織の親分となり義侠的活動を行った。朝鮮独立後、日本に撤退した林組から利権の全てを譲り受けた金斗漢は最大勢力の大親分になってゆく。独立直後の韓国の警察力は弱く、治安維持のために金斗漢の力を借りなければならなかった。

このような理由で当時の警察庁長と親しい関係にあった金斗漢は主に政治集会の警備を任されるようになり、のちにヤクザを引退して国会議員となり、右翼政治家として活動、反共青年団を組織した。

金斗漢は国会で反対議員に糞尿を投げつけるというヤクザ出身の武闘派政治家らしいエピソードも残っている。彼が活躍した時代はロマン派侠客時代と韓国では呼ばれている。

ヤクザが国会議員になると言えば、日本で言えばあの人物を想像するであろう。バラエティー番組などで吼えまくっている元先生である。しかし、韓国ではスケールが違う。国会議員どころか大統領になった人物もいたとされる。韓国の前大統領・金大中(キム・デジュン)は、政治活動をする前は運送業となっているが、豊田という日本名を名乗り、組織暴力のボスであったと根強く噂されている。もしも、これが事実なら、ヤクザの組長が大統領になり、ノーベル平和賞を受賞したのである。彼が日本で何者かに拉致された金大中事件(1973年)はKCIA(韓国中央情報部)と日本の暴力団の関与説が定説となっている。これも韓国の歴史の暗部のひとつである。

金斗漢の引退後に勢力を分け合ったのが、ふたりの親分であった。明洞を縄張りとしたのが、シラソニと異名をとる李聖淳(イー・ソンスン) シラソニはもともと北の出身で、韓国では力の象徴である「虎」ヤクザがその「虎」ではおこがましいということで、シラソニと呼ばれた。「虎」には一歩及ばない「山猫」という意味である。

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シラソニ・李聖淳(イー・ソンスン)

東大門を占めていたのが、李丁載 (イー・ジョンジェ)  かつて韓国相撲(シルム)で全国優勝したこともある偉丈夫。一時は東大門警察署の刑事だったこともある人物である。時の李承晩大統領の庇護の下、政治ヤクザとして暗躍、政権維持と反対勢力の弾圧のために暴力を活用した男である。

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李丁載 (イー・ジョンジェ) 


そして、この頃に半島が戦火に再び巻き込まれる。朝鮮戦争であった。この戦争と半島の分断が韓国ヤクザを大きく変えてゆく。韓国と北朝鮮を分断する38度線、これは国境ではない。正式には停戦ラインなのである。停戦…、それは現在も半島は戦争状態にあるといえる事実を突きつけている。休戦後、経済が発展すると、利権を巡って二人が対立を深め、ついに激突することになった。それは従来の一対一の決闘という抗争の構図を覆す戦いであった。

1953年、朝鮮戦争休戦の年、ソウル・明洞。李丁載(イー・ジョンジェ)の部下たち約三十人は、シラソニを闇討ちした。掌拳の達人であるシラソニは無敵であった。まともに立ち向かっても撃破される恐れがあった為である。病院に担ぎ込まれたシラソニは重症であった。李丁載(イー・ジョンジェ)の部下たちは祝宴を上げていたが、そのうちに恐怖にとらわれていった。回復したシラソニの報復を考えると不安で居ても立ってもいられなくなり、病院へ乗り込み、シラソニを再度襲った。両手両足を折られたシラソニは身体障害者となった。シラソニが二度と返り咲くことはなかった。しかし、復讐を誓ったシラソニは、常に拳銃を身に付け手放さなかった。

この襲撃事件で李丁載(イー・ジョンジェ)がソウルを占めた。1958年に起きたヤクザ抗争事件の直後、政府はヤクザ掃討令を出し、警察を総動員してヤクザの一斉検挙に乗り出したが、検挙の対象は李丁載(イー・ジョンジェ)勢力以外のヤクザばかり…。シラソニの残党は次々に逮捕され壊滅した。その摘発の裏で糸を引いていたのが、李丁載(イー・ジョンジェ)と李承晩大統領…。

しかし、その李承晩が失脚することになる。1960年の四月革命。クーデターで李承晩大統領は亡命。翌年1961年の軍事クーデターで朴正熙が政権を握ると李丁載(イー・ジョンジェ)の命運も尽きた。朴正熙政権は人気取りと社会悪の一掃という名目で、暴力団撲滅運動を行った。李丁載(イー・ジョンジェ)は逮捕され、市内を引き回された。数ヵ月後、彼は絞首台の露と消えていった。その死は復讐の鬼であったシラソニにも衝撃を与え、シラソニはヤクザの世界から足を洗って信仰の道を選びキリスト教徒となった。

この時代に韓国国民を驚かせた女ヤクザが居た。「白薔薇」と呼ばれる女侠客である。彼女は「マムシ」と呼ばれる人物と結託してクーデターを図り、シラソニと李丁載(イー・ジョンジェ)のパワーバランスに割って入ろうとした。その結果、片腕を落とされて粛清された。


朴正熙政権の頃から韓国ヤクザは日本の影響を再び受けることとなる。それは日本の韓国出身のヤクザによってもたらされた。山口組・殺しの軍団と恐れられていた柳川次郎、東声会の町井久之らであった。今でも韓国ヤクザの精神性が日本のヤクザに近いのはこの影響である。


この時代に韓国ヤクザが日本から大量に輸入した武器があった。銃器は朝鮮戦争の廃棄品として逆に韓国から流れたはずであるが、彼らは日本のある武器(?)を欲しがった。

……刺身包丁である。

なぜであろうか?韓国には徴兵制があった。成人男子は満十八歳になると徴兵検査を受け、合格すると陸軍で二十六ヵ月、空軍で三十ヵ月の兵役を課された。学生であった場合に卒業まで最大二十七歳の兵役延長が認められている。日本では誰もが銃器を扱えるわけではなかったが、韓国では兵役を済ませると普通のサラリーマンでさえプロ並みに銃器を扱えた。そのため、拳銃の所持に厳しく、所持や使用には厳罰が下された。韓国ヤクザは日本刀の流れを汲む刺身包丁を重用したのである。…たまたま喧嘩したときに包丁があった。韓国の司法は彼らの金に弱かった。


韓国は紀元前から七世紀まで続いた高句麗・新羅・百済という地域対立が今でも続いているとされている。そのため、韓国ヤクザは地域性が高く、各組織が日本の縄張りと言える地域を守り対立構造にある。高麗王朝の始祖・王建(ワンゴン)が「全羅道出身者からは国政を担う人間を出すな」という定めた治国の基本理念は今でも影響を与えており、事実、歴代の大統領の殆んどは対立する慶尚道から生まれている。全羅道出身者は前述の金大中のみである。この対立はのちに1980年の光州事件を招く。韓国ヤクザ界も同様に、OB派、七星派、ヤンウニ派といった三大ファミリーがそれぞれの地域を縄張りとしている。しかし、最近では全国派とよばれる広域組織となりつつあるのも事実である。

1972年11月21日、金斗漢(キムトハン)が死んだ。享年54歳。死因は高血圧による脳内出血。しかし、病院の死亡診断記録に不可解な点があり、検死も行われなかった。他殺であるという説も有力である。こうして韓国ヤクザの古き良き時代は終わった。


1975年、ソウル明洞のサボイホテルで朴正熙軍事政権の力をバックにした陸軍軍人出身のヤクザ・申三佐(シン・サンヒョン)をのちの三大ファミリーが襲った。その仁義無用の抗争は韓国ヤクザ史上、最も凄惨な抗争であったとされる。その際に日本の刺身包丁は申三佐の両足のアキレス腱を切り裂いた。その主犯格が後にヤンウニ派の親分に君臨するチョ・ヤンウン、これが韓国闇社会を震撼させたサボイホテル事件である。


絶対権力者・朴正熙大統領も1979年に暗殺された。その後、政権が変わるたびに大々的なヤクザ摘発が行われた。申三佐襲撃事件で共闘したヤンウニ派の親分・洋銀 (チョ・ヤンウン)、ポムソバン(西片)派の親分金泰村(キム・テチョン。金泰川とも)と次々と逮捕・投獄されていった。 

この際の獄中での彼らの話し合いが三大ファミリーの棲み分けを生んだとされている。



これら一連の詳細が「本人」の口から語られる…という恐ろしいドキュメンタリーが存在します!
(資料・取材協力をさせていただきました)

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実録ドキュメント893 韓国暗黒街元ボス 金泰川

  

現在の韓国ヤクザの状況は、組織数約300団体、構成員数約7,000人と言われる。それらは地域的な組織も小規模なものであったが、次第に広域化・大組織化の動きがみられる。
又、彼らは香港や中国の三合会、日本の暴力団、ロシアのマフィアなどと提携し、海外に進出するとともに人的な交流も図られている。

韓国国家情報院が国会情報委員会に報告した「国際犯罪の実態」によると、構成員が100万人と推定される中国組織犯罪の三合会は韓国国内での麻薬密売と密入国をあっせんしているほか、香港の三合会は偽造のクレジットカードを持ち込み、国内で高級商品を買うなどの方法で詐欺行為を行っている。日本の暴力団が組員である在日韓国人の名義で国内の某有名ホテルを買収。指定団体の8つの組職が国内犯罪組職である釜山(プサン)の七星派などと結託し、金融や不動産市場への進出を図っている。ロシアのマフィアのヤクト派など20の組職が国内に水産業関連業者を設立し、水産物取引に介入していると国家情報院は発表している。国内の犯罪組織に他国の組織が絡んでいることを殊更に強調するという韓国らしい発表かもしれない。

しかしながら、国外では、モンゴルではヤクザといえば韓国人…といわれるくらいに問題視されているのも事実である。


韓国ヤクザには盃はない。組織の成り立ちや歴史、また、日本の任侠道のような掟ともいえるものも存在しない。「カンペ」だと仲間を集めて名乗れば、それが組織暴力(暴力団)となる。「オレンジ族」という学生ヤクザがいた。彼らは高級外車を乗り回すような裕福な資産家の子女を襲い次々と惨殺した。その際に、仲間の結束を固め、秘密を共有する為に被害者の生肉を喰らっていた。驚愕の事実は誘拐された資産家の娘の裁判証言で明らかになった。その犯罪の凶悪さと模倣犯を恐れた韓国政府は彼らを即日死刑に処した。

このように地域や学校、軍隊…それらで生まれた先輩後輩など、アウトローの人間関係が、そのまま組織暴力の力関係となって維持されている。しかしながら、日本のヤクザ以上に、ボスの命令は絶対という擬制的な血縁関係が形成されており、その凶暴性は一般社会に恐怖を与えている。

オリンピックで北と南が統一旗を掲げて入場したシーンは記憶に新しい。民族の統一により、北から新たなカンペが来るのでは?…と国家情報院は危惧している。……が、


そうなると狙われるのは間違いなく……日本である。



(C)SHINSHUN


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ブルーオーシャン
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私の友人が写真展を開催しております。近くまで寄られましたら、お立ち寄り下さい。
新宿や歌舞伎町の「生」がそこにあります。
…ちなみに「なま」も「せい」も、どちらの読みも正解だと思います。

権 徹展
[ブルーオーシャン]
4/11(火)~4/17(月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休

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新宿ニコンサロン

東京都新宿区西新宿1-6-1
新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内
TEL:03-3344-0565 FAX:03-3344-0566
開館時間:10:00~19:00(最終日は16:00まで)
休館日:年中無休(年末年始、2月11日・12日、8月の第三日曜日とその翌日を除く)

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「日本の下半身」とも呼ばれる歌舞伎町に、作者はいつからこんな矛盾した言葉を連想するようになったんだろうか。
公序良俗の“タテマエ”のきつい国からやってきた写真家の目には、
夜の帳とともにこの町を覆うタガの外れた猥雑さは、手に持ったカメラのファインダーにはとても収まりきらないものに映った。
夜の女たちが撒き散らす欲情の香りに咽かえり、時おり血しぶきを上げる暴力に視線を定めることを躊躇したりもした。
しかし、レンズの向け先を探してみると、この町の誰もが同じ空気を吸っているわけではないことに気付く。
むき出しの“生”にぬれてみるためには、まずは欲情や暴力に屈服する勇気が必要なのだ。
それを持たなければ、この町が提供する隠微な自由を遠巻きに眺めるしかない。
そんな自由を手に入れ、謳歌する人々にレンズを向けてシャッターを切らせるのは、“屈服の勇気”を持ちきれない作者の、ちっぽけな劣情だ。

―作者のその思いから生まれた作品である。

(ちなみにこの臭い文章はパンフの文面で私の文章ではありませんから!)

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<作者のプロフィール>

権 徹(KWON CHOUL)

11967年韓国生まれ。
94年関東大学校土木工学科卒業。
同年来日。
98年日本写真芸術専門学校報道写真科卒業。
99年日本大学芸術学部写真学科研究生修了。
在学中に『週刊金曜日』でデビューし、以来マイノリティ問題や社会問題を中心としたルポルタージュ作品を発表。
中朝国境における脱北者問題の取材においては、中国公安に拘束されるなどの危険を冒し、脱北者が渡河する瞬間をスクープ。『フラッシュ』と『中央日報』のトップページに掲載。
韓国メディアからの信頼も厚く、主な韓国の新聞・雑誌の日本関連ニュースには彼の写真が掲載されている。
そんな彼のもうひとつのライフワークが、歌舞伎町のストリートスナップ。約10年に渡り歌舞伎町の街を撮影し、『DAY'S JAPAN』などに発表。
06年4月には新宿ニコンサロンで初の個展となる『ブルー・オーシャン』が開催された。
06年9月、歌舞伎町案内人・李小牧との共著でドキュメント・フォトマガジン「歌舞伎町事変1996~2006」をワニマガジンより発表。
http://www.wani.com/shouhin_detail.php?shouhin_code=30045



……「ブルーオーシャン」というタイトルは韓国にネット社会が到来した際に、その無限の可能性を青い豊潤なる海に例えられた言葉だそうだ。
韓国からこの国に来た彼は、それを歌舞伎町に感じた。

そう聞けば、歌舞伎町は深くて果てしない海であるのかもしれない。
今日はずっと雨、雨、雨。
歌舞伎町の正面玄関であるコマ劇に続くセントラルロード。
こんな夜には、高い場所から眺めると、客待ちのキャッチ、ギャル狙いの若いホストたち…。
彼らの差すビニール傘が、その海に漂うクラゲのように、妖しいネオンの輝きで彩られている。
ゆらゆらゆらゆら…。ゆらゆらゆらゆら……。
彼の言うように、この街は深遠なる“ブルーオーシャン”であるのかもしれない。



うわわわ…俺も、かなり、臭っ! ← 気づけよ!



歌舞伎町が静か!…風営法改正前夜
歌舞伎町が不気味に静かである…。

5月1日に風営法(風適法)が改正されるからである。
今回の改正の骨子は以下の通り、

1.風俗営業等に係る人身取引防止のための規定の整備
2.性風俗関連特殊営業に係る違法営業の廃除のための規定の整備
3.風俗営業等に係る客引きの等の規制の強化のための規定の整備
4.少年指導委員の職務に関する規定の整備
5.その他の規定の整備

児童ポルノや未成年関連の罰則が厳しくなる。
……当然のことだ。酷すぎる。遅すぎるくらいだ。
問題は3と5。
客引き行為は「グ条例」(東京都迷惑防止条例)で規定されているが、
今回は条例から、法律へと格上げされるわけだ。
そして…5。その他だ。その他?この曖昧さが住人にとっては恐怖となる。

これで歌舞伎町のアングラ業者が喧々諤々だ。

『ねぇ?何か聞いてない』
『私服、何処回ってた?』
歌舞伎町のアングラ系住民は挨拶のように聞いてくる。

歌舞伎町浄化作戦、刷新プラン、ルネッサンス。そして条例改正…。
キャンペーン(笑)前には彼らは内偵調査に入り、施行直後にガツンとかます。グ条例改正当日にキャッチたちが一晩に200人も浚われたのはホンの一年前。裏DVD、店舗型風俗、カジノ…全滅だ。

風俗の三点方式(案内、部屋、派遣)は最大手Mグループが司法取引(!)で撤退。

この三店方式は今回の風営法改正よりも、
p6月1日の改正都条例の施行日の方が大騒ぎになるだろう。

法整備の遅れているとされている店舗型ネットカジノ。
タカを括っていたら、京都で一大摘発。
彼らは換金を立替と称していた。
パチンコ店の三点方式(遊戯店舗、換金(買取)、仕入れ)は、カジノでは通用しないことは彼らも理解済み。さて、ここらが、どうなることか?

ところで、このオンラインカジノ、店舗型よりもネット(在宅)型が熱い。海外のカジノのライブで、換金も海外送金という形と聞く。
おそらくネット・デイ・トレーディング感覚なのだろう。そんな株よりギャンブルのほうが美味しいのは当然のことだ。株が瞬時に数倍、数十倍になることはない。

この熱い世界に、私が残酷な取材を強要するライターのA君を潜入させようという計画がある。潜入と言ってもギャンブル好きのA君に体験させて、その感想を素直に晒そうという訳だ。

何がOKで、何がヤバイ、何が安全なのか?探ろうというわけだ。
題して『ネットカジノミシュラン!』

私は自民党や石原さんのカジノ計画には大賛成だ。ただし、例えば歌舞伎町で働かざる負えない弱者の雇用の促進などを重点的にしてもらい、あくまでも経済やネオン街の活性化!行政の利権の独占は許さない!他の国々は法整備され重要な産業としてなりたっているのは周知の事実だ。

国が税金や年金、社会保険などを無駄遣いして、地方におっ建てたワケの分からない保養施設群…、誰にも見向きもされないで朽ちてゆくだけの豪華施設。せいぜい民間にタダみたいな金額で払い下げて何とか会館。これなんぞはカジノホテルにしろ! 近くに空港や新幹線を走らせて、海外や都会からのカジノ客をピストンしろ!地域の活性化に繋げよ。カジノ経済特区、日本ラスベガスを作れ!

…というわけで、数ヵ月後に『ネットカジノ・ミシュラン』はどこかで発表したい。ヤバイのは伏字や匿名にしよう…(分かってしまうか?)良心的なのは実名公開してやるつもりだ。そうすれば腰も上がるだろう。カジノ法案、こればっかりは石原さんは正しい!


……でも、A君は言う。
『あのう?経費はいかほど使えるのでしょうか? でもって、勝ったら折半とか言わないでしょうねぇ…』

あのう…あくまでも体験取材なんですけど。

話はカジノミシュランになったが、とにかく歌舞伎町が不気味なんですよ!現状では何ともいえない。見かけたことも、知りえたことも言えない。

共に近日中に報告しよう!

で、「カジノミシュラン」この企画、どこか買ってくださいよ!
A君は利益還元してくれません!

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