裏の裏は、表…に出せない!
実話誌等で暴走する裏系&馬鹿系ライターが、日本最大の歓楽街・歌舞伎町から発信するグダグダな非日常的体験と裏話。そして禁断の取材メモ!
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亀!
ある親分がいる。
子分はみんな強烈なキャラと屈強な肉体である。
・・・でも、親分は小さい。

そのせいなのか?(どのせいや!)
強いものや高そうなものが大好きのご様子である。

・・・で、そのせいか?(だからどのせいや!)
様々な強そうな、高そうな、動物を飼っている。
人間と喧嘩したら、人間が確実に負けそうな闘犬、
留守番以上のことをしてくれそうな番犬、
売ったら高そうな鯉、
水槽の中で、一生方向転換できないであろう育ち過ぎたアロアナ、
よく分からない猫科の偉そうなヤツ・・・。

それらの飼育を担当するのが部屋住みの若い衆A氏。
組内では「飼育係」と呼ばれている。
(名刺には刷ってはいない)

・・・で、最近の親分のマイブームは爬虫類。
専門書を買い込んではニヤニヤ眺めているらしい。

ある日、「飼育係」を呼んだ。
「親分、何でしょうか?」
「今度、新しいヤツを買うからな。・・・お前、飼育係な」
(あらためて言わなくとも、分かってるって!)
「・・・・・・。何です? 新しいのって? まさか・・・蛇とか? ワニとかですか?」 

で、数日後、その新しい仲間が届いた。
なんじゃぁ!こいつは!
・・・ワニガメ? 噛み付きカメ?
甲羅はゴツゴツ、凶悪顔、カメのくせに眼光鋭く、
睨みを利かしている。
「・・・良かった。ホッ」
飼育係はその亀の凶暴さを知らなかった。
蛇やワニでなかったことで安心していた。

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何でも孫に欲しいものを聞いたら
「・・・ガメラ」と答えたらしい。
親分は孫を喜ばすために購入したのである。
でもそれは「小さき勇者」ならぬ「小さき暴力団」だったのである。

ところで、飼育係の唯一の趣味は
安~~~いキャバクラ。
事件の起きた夜も、飼育係ジャージをスーツに着替えてお出かけだ。
「お? おめかししてキャバクラか? 頑張れよ!」
兄貴分がからかう。
飼育係はまったくもてない。
武闘派組織の中で飼育係を勤めているくらいのヘタレだ。
聞けば、本当か嘘か?「お前を飼育してみたいぜ!」
・・・と、キャバ嬢に連発しているらしい。彼の殺し文句であろうか?
(すでに・・・お前は死んでいる・・・ような気もしないでもないが)

結局、その夜も「馬鹿じゃないの!」と
お目当てのキャバ嬢に振られて、
いつものように泥酔してトボトボと帰宅した。

そして、いつものように動物たちに話しかける。

「俺のことが、…分かるのは、…理解してくれるのは、お前たちだけだ」

喧嘩したら確実に人間が負けそうな闘犬にも、
留守番以上のことをしてくれそうな番犬にも、
売ったら高そうな鯉にも、
水槽の中で、一生方向転換できないであろう巨大なアロアナにも、
よく分からない猫科の偉そうなヤツにも、

そして、・・・あの新しい親友にも、

「俺のことを、分かっ・・・お前・・・だけ」
飼育係は何を思ったのか?
ワニガメに口付けしようとしたのである。

ギャアアアアアアアアアアア!
親分の邸宅に彼の悲鳴がこだました!

ワニガメは目の前に異物が来ると無条件で噛み付く。
青竹を食い千切るアゴの力を持っている。
それが柔らかそうで美味しそうな唇なら尚更である。


部屋住みの仲間や兄貴分が駆けつけてきた。
「どうした!」「出入りか!」
彼らが見たのは、血だらけで悶絶する飼育係と、
離してなるものか・・・というワニガメの不敵な凶悪顔。

「救急車!」
兄貴分が叫ぶ!

数分後に救急車が登場、
地元で有名なヤクザの親分宅だ。
救急隊員たちは異常に緊張した顔だ。
そりゃそうだ、暴力団宅ということにくわえ、
顔面をタオルでグルグル巻かれた血だらけの若い衆を見たからだ。
発砲? 斬り込み? 様々な想像が頭を駆け巡ったはずだ。

タオルでグルグル巻きにしたのは、
カメが動くと激痛が走るからであった。
とにかく、カメが動かないように押さえ込んだ。

「どうしましたか!」
緊張も面持ちで救急隊員が叫ぶ
「うぐああああああ」
飼育係は激痛を訴える。

救急隊員は恐る恐るタオルをめくる。
「・・・え?」
「・・・はぁ?」

そこにいたのは「カメ」!

噛み付いた「カメ」!

ガメラのような「カメ」!

「・・・カメ・・・です・・・か?」


これは、ある兄貴分の目撃証言である。
『救急隊員は笑っていた』

隊員たちの呆気にとられた苦笑が眼に浮かぶようである。

かくして飼育係は緊急搬送されることとなった。
緊急無線に叫ぶ隊員。

「受け入れお願いします。亀です!亀!」

ガガガガ・・・『亀を搬送するんですか?』

「だから亀です!亀が下唇に噛み付いて出血!」

ガガガ・・・『もう一度お願い致します』

そりゃ、聞き返すわな。


大騒ぎに安眠妨害された親分はドスの利いた声で一言

『その亀・・・殺すなよ』


亀を付けたまま担架で運ばれる飼育係。
かくして無事に亀は離され、彼は10針近く縫って退院。


彼は元気でキャバクラ通いをしているそうである。
「この前の抗争で、名誉の負傷さ・・・」
『亀だろ!亀!』
街では有名な話、知らぬは本人ばかりなり。
『お前を飼育してみたいぜ!』


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~最新情報~

現在の彼は、部屋住みを解かれて、
「ヘタな鉄砲、数撃ちゃ当たる」
ある安キャバ嬢に飼育されているそうである。

亀も一緒である。

孫が「このガメラ、大きくならない」と、飽きてしまったそうだ。

でも、この亀・・・最後には、こうなることを彼は知らない。

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この話、彼の兄貴分の許可を頂いておりますので、
抗議は一切受け付けません!


(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿

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犬!
あるヤクザが金を借りた。

いつまでたっても返済がない。
金貸しの女社長は社員に追い込みを命じた。

『金目の物を押さえて来るのよ!』

社員は出かけていった。

そして、一匹の土佐犬を連れて戻ってきた。

『何?この犬?』
『金目のモノです』
『・・・・・・』
『チャンピオン犬だそうです』

支払いを要求したら、
この犬を担保に持って帰れ!
・・・ということになったそうだ。

担保だから売り飛ばすわけにはいかない。
しかも、大喰らいで金も掛かる。
女社長は犬を見るたびにむかつく日々を送ることになった。
愛想はないし、慣れもしない。
尻尾も振らない・・・というか無い。
ガマンも限界に達した女社長は直談判することにした。

『アンタ!いい加減に金を返しなさいよ!』
『・・・ほう? ワシを追い込む気ぃか?』
『・・・・・・・・』 女社長は怯まない。
『・・・本気なんやな? お前、そんなこと言うんやったらのぉ・・・』
『何!脅す気?』
『・・・・・・・・・犬が二匹になるぞ』

女社長は退散したそうである。

・・・・・・・・・現在、社長の自宅には無愛想な犬が三匹もいる。


(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿
極道ヘタ打ち列伝 ①
『あの野郎! おい、お礼参りして来やがれ!』
『へえ!』

『…行ってきました。』
『で、どうした?』
『メロンをお土産に、どうも有り難うございましたって…。』

…今は懐かしきツービートのネタだ。



任侠道・・・それは男の究極の生き方だ。
しかし時代は変わった。
不況に就職難の世相を反映してか?
ヤクザ業界も人材不足。

ある組長は言う。
「お宅らの大げさな記事のせいとは言わないが、安易に業界に入ろうとする馬鹿が多い。」
肩で風切る業界人を見て、彼らが経てきた過酷な修行時代など想像すらしないような・・・奴らがいる。
しかし、途轍もなく愛おしさを感じる。

連日のヤクザ取材で耳打ちされた暴露話、
夜の歓楽街でヘタレ話に遭遇したキャバクラ嬢
・・・笑ってやってください!
愛しき男達の生き様を・・・。

「仁義」とは、仁…人の道、義…義侠心!
「礼智」とは、礼…礼節、智…生き抜く知恵!
それが任侠の世界だ。
しかし、ここから登場する極道は…、
全てが塵(ゴミ)・偽(ホラ吹き)
零(カラッポ)・痴(オバカ)な奴らばかり…。

思い当たる極道の皆様、
キャバ嬢の指名だけは外さないであげてくださいネ!
こちらも抗議は一切受け付けておりません!


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『ウチのマンション(歌舞伎町で有名なヤクザマンション)って関係者が多いのね。つねづね嫌だなぁ…って思っていましたよ。ある夜、お酒を飲みすぎてしまい過呼吸に…。苦しくて119番。救急車がサイレンを鳴らしてやってきたの。玄関のオートロックを開くのが精一杯で、救急隊員が私の部屋のチャイムを鳴らし続けたの。しばらく鳴らしてたんですが、急に静かになるんです。え?救急車帰ったの!マジッ?やっとの思いで扉を開けると、廊下で救急隊員に両手を差し出し、ひざまずいて泣いている男が…。隣の部屋のポン中ヤクザ。サイレンを聞いて救急隊員に自首(?)してました。チャイムを自分の部屋だと思ったみたい…。隊員も唖然!ワタシ過呼吸なのに…ヒ~イっ苦しい~っ!(笑)』 

新宿D A嬢

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『ワタシの知っているヤクザの事務所には任侠Vシネコレクションの中に1本のジブリ作品。それもなぜか「魔女の宅急便」 マニアック過ぎ!』 

博多F H嬢

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『客の所属しているヤクザの親分が逮捕された。逮捕理由は愛犬ドーベルマンに狂犬病の注射していないから…(笑)』 

大阪B N嬢 

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『当番の日以外は、いつも店に来てネチネチと口説いているヤクザがいるの。そのクセ、延長や追加オーダーは一切しないというケチな奴。そんなんじゃ口説けないヨって店の従業員の間でも話題のオトコ。そいつがなぜか私の指名客。つまり口説かれてるのは私(笑) 店の前でのフライヤー配りで奴にチラシを手渡したばかりに・・・とほほ。そんなある日、奴が店に電話してきたの。「俺の若い衆がムショでの長い勤めから戻ってくるから席を用意しておけ!」 仕方なく店長に言って、店で一番イイ席を団体用にリザーブ。そしたら来たのはソイツと子供みたいな若い衆のたった二人。若い衆? たしかに若いわ! 長いお勤め? いくつだお前!  ムショ?鑑別所だろ! ・・・そいつらが店で一番の席に陣取っちゃうんだから、目立つ目立つ! 店的にも最悪。店長は私を裏に呼んでイヤミをネチネチ。隣の席の客が振り返るくらい「オレのオンナだ」を連発。「違います!」飽きれつつも仕方なく接客していたら、そいつ「おら、飲め、飲め!好きなだけ飲め!俺の酒が飲めないってか!」などとガンガンやり出した。おいおい…それはハウスボトルだろ! ・・・で、舞い上がったあげく、自分がガンガンいっちゃって、突然ゲロゲロ! 店一番の席でゲロゲロ! 意識不明で子供みたいな若い衆に支えられて帰っていきました。店長はゲロ掃除でイヤミをバンバン。店一番のイイ席なのに、しばらく客を案内できなくなったくらいの悪臭が持続されました。・・・・・・あああああ!料金貰ってない!』

渋谷C S嬢

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『ブランド好きのヤクザが私の時計を見て『お!ブブリガリだ』と言った。たしかにそう読めるけど、これはブルガリ! そいつは以前にも自分のスーツをジョージアルマンニ、子分のプーマをピューマって言った。言えないんだったら着るんじゃねぇ!』 

六本木G C嬢

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『あるヤクザがいて、そいつはまったく効果の無い安っぽいヅラなの。そんなことは見た瞬間にバレてるんだけど…本人は気が付いていない。そいつが来ると、付け回しの時に『絶対に頭に視線をやるなよ』って必ず言われるの。そう言われると見ちゃうんだ。ある日、そいつが店で飲んでいると、有名な偉い親分さんが不機嫌そうに入ってきた。そいつは立ち上がり挨拶。親分さんは?????・・・気付いて貰えない。なぜなら、親分さんのチラッとした視線は当然、頭に…。すると、そいつはボーイさんを呼んで『俺からだと、親分の席にフルーツを…』 注文したフルーツが運ばれると、おもむろに親分さんの前に行き、『どうも!』って最敬礼。すると見事に盛られたフルーツの上に…あっ! ヅラが100点満点の着地。ワタシ吹き出したらいけないと思ってトイレに逃げ込んだ。息を整えてトイレから出てくると、親分さんはチョ~上機嫌。何だぁ●●だったのかぁ!・・・って。 そいつはその横で悲しそうにチョコン。頭には溶けかけた氷のツブツブが…。キッチンではチーフが「チッ」と舌打ちしながら、フルーツを盛り直していた(笑)』 

新宿S Y嬢

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『ワタシの知っているヤクザは店で子分に説教。『何回も怒らせんなよ!いいか!仏の顔も…九十度だ!』 横向いてどうする! …で、どういう意味?』 

新宿A A嬢

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(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿

キャバクラでこんな話ばかり聞き込んでくる・・・俺って?
極道ヘタ打ち列伝 ②
「知り合いのスカウトが新しい店がオープンするっていうから、給料に釣られてその店に勤めたの。契約金も支度金も出してくれるから・・・ラッキーという感じ。面接を受けるために開店前の店を見学すると、シャンデリアに大理石のテーブル、革張りのシート。内装は超豪華、調度品も高価な品ばかりで、ボトル棚には高級なお酒がズラッと並んでいた。客も偉い人ばかりで一般のサラリーマンなんかは来ないという。へぇ~っ超高級クラブや!面接を受けている女性もイイ女ばかりで、「こりゃかなりの店や!ついにワタシも・・・」と身も心も弾んだ。エステに行って、美容院へ行き、支度金で買った新調のドレスに身を包んで、「ヨッシャ!」と気合を入れたオープンの日。鼻息も荒く店に出勤。店の前には花のスタンドがズラリと並んでいた。「フ~ン、すごいやん・・・・あら?あらら?」 ベンツやリムジンで現れる招待客を迎えてのオープンレセプションが始まった。店内のそこらで抜かれる高級シャンパン。運ばれる豪華なフルーツ盛り。ドレスに着物のホステスたち。レセプションも盛り上がり主賓の一人が挨拶をしている時に、ひとりのイケイケ風のヤクザもんが『誰に断って商売してんねん!ここのケツはどこやねん!』って怒鳴りながら入ってきた。店内はシ~ン。オトコは凄い形相で睨むように店内を威嚇して…突然、『えらい、すんません!』と反転し猛ダッシュで逃げ帰っていきおった。
その店は某有名大組織の直系組長の姐さんが経営する店で、お祝いに駆けつけたヤクザ実話誌で見た顔がズラリ。おそらく彼にとっては雑誌や義理場で遠目にしかお目にかかれない人たちばかり・・・。しかも実力親分の挨拶の真っ最中。数人のボディーガードらしき黒服姿が追いかけて行き、店は何もなかったように・・・。店の前に飾られている祝い花の名札で気づけや…って感じ。ワタシもすぐに『すんません』と辞めました(笑)・・・アイツ、どうなったかなぁ?」
 
A嬢 大阪 クラブホステス 

========================

『夏の湘南海岸で懐かしき松田聖子の『青い珊瑚礁』を大音量で掛けている街宣車がいた。しかも北方領土を返せ!…って、南の海じゃん!(笑)』
 
六本木 M嬢

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『つねづね、喧嘩上等!なんて言っている、未だに族が抜け切れないヤクザがいるの。三十過ぎてるクセに…。ある日、見かけない田舎ヤクザ風の男がコンビニの袋に入れたメロンを持ってベロベロで店に入ってきたの。見るからにヤバそうで下品なので店長が「会員制ですから…」って断ると、「いいから、飲ませろ!」と大声で凄む。店長が困っていると、「どした?」店内から騒ぎを聞きつけた喧嘩上等が悠然と現れた。そしたら田舎ヤクザはびっくり仰天!いきなり喧嘩上等に持っていたメロンを袋ごとバカッ!遠心力で勢いがついたメロンは喧嘩上等の頭に直撃!彼はそのまま「うう…!」としゃがみ込んだ。田舎ヤクザの方はベロベロ状態が嘘のように、すんごい猛ダッシュで逃げていった。喧嘩上等はメロンの汁だらけの頭を抱え込んで「うううううう」とうずくまったまま。しばらくして立ち上がると「逃げやがったか!メロンは粉々だぜ!」…アンタお馬鹿? 店が終わって帰ろうと外に出ると、さっきの田舎ヤクザが相変わらずベロベロ状態でフラフラ歩いてました。その手には新しいメロンが…。どっちもどっちでしょ…(笑)』
 
新宿K E嬢

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『歌舞伎町の鬼王神社の前にスゴイ数のヤクザがいたので、何事か?
・・・と思って顔見知りの子分に聞くと、…親分が野糞』 

新宿N J嬢

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『組長が帰るので若頭を店に残して子分とワタシはお見送り。すぐ横のビルで酔っ払って階段でオシッコをしているホステスがいたの。こちらにアソコをパックリ全開で…。滝のように流れる大量のオシッコ。急には止まらない。我慢してたんだろうなぁ。それを発見した子分が大急ぎで『かしらぁ!かしら!』って、スケベで有名な若頭を喜ばせようと店の中に呼びに行ったの。若頭を連れて戻った時には、そのホステスはもういなくて…。多分驚かせようとして、呼んだ理由を言ってなかったみたいで…。若頭の方は抗争かなんかだと思って『なんだ?なんだ?』…と、慌てふためき、流れ出たオシッコの上をビチョビチョって歩き回っている。それも高価な革靴で…。子分は若頭の足元を見て『…何でもありません』 子分は若頭に頭をパシッ!ってやられて…。そのあと『黙ってろよ』と一万円頂きました(笑)』 

六本木G A嬢

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『マンションの一階にある弁当屋に1日3回、1ヶ月もツケで弁当を運ばせたあげく、払えず無銭飲食で逮捕…とニュースで見た。私の客だった。弁当代も払えないんじゃあ、…来ないはずだ』 

大阪F A嬢

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『親分が煙草を切らした。店の買い置きに無い煙草だった。『おい!』と親分が若い衆に。若い衆は『はい!』と立ち上がった。ボーイさんが『僕が買ってきます』と言うと、その若い衆は『これは俺の仕事だ!』と小走り…。で、いつまで経っても帰ってこない。親分は『事務所で何かあったか?』って、そのまま飲んでる。小一時間飲んでから、親分はチェックを済ませて店の外に出ると、長い廊下をホフク前進でズルズルと這ってくる黒い影が…。必死で伸ばした手には煙草。『お、親分、お待たせしました~ッ!』 1時間前に煙草を買いに出た若い衆だった(笑)。いきなり階段で足を滑らせ骨折したらしい。若い衆は這ってまでも煙草を買いに行ったみたいで…。這って行って這って戻る…。ウ~ン、たしかに仕事に命を賭けてるねぇ…。親分は付き添いで救急車に乗るハメに、すると泣きながら親分の手を握って『親分、すみませ~ん』 親分苦笑い。私たちは『ありがとうございました!』って救急車に挨拶(笑)』 

新宿M H嬢

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『抗争事件で名を馳せた武闘派の親分が、デパートの屋上のベンチでソフトクリームを食べていた。、ソフトクリームを嬉しそうに凝視して…それもペットのお座敷ワンちゃんと舐めあって(笑)』 

渋谷S Y嬢

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『あるスキンヘッドの兄貴が、うっかり水割りをズボンにこぼしてしまった。乾いたオシボリで拭ったのだが・・・。「いいよ、いいよ。もう、帰って寝るだけだから」ワタシはその言葉を聞いて、つい、「帰って、ドライヤーで乾かせばイイよ」・・・あっ! 弟分が凄みのある怒声で私に言った。「兄貴がドライヤー持ってる訳がネェじゃねえか!なめてんのか!」 ワタシは固まってしまった。すると兄貴は小声で「・・・持ってるよ。」(笑) 愛犬用らしい。弟分が「ヘヘヘ」と笑うと、「俺がドライヤー持っていちゃ可笑しいのか」ってボコボコ』 

六本木A E嬢

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『ある親分さん、牛丼が無くなるって聞いて、それじゃあ食ってみよう!と若い衆を引き連れ牛丼屋に…。入り口の扉のすぐ横に設置されたタバコの自販機に札を突っ込み、おい!牛丼が無いぞ!店員まで呼ぶ始末』 

横浜R E嬢

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『チラシを握り締め、初めて店に来たヤクザな客がワタシを場内指名。あまりこういう場所には来ないのか? 終始キョロキョロ。まったく落ち着きが無い。あげくのはてに『この店には稼業の人間は誰が来てんだ?』なんて聞く。よし、ビビらせてやろうとイタズラ心が芽生えて、つい常連の有名親分『○○さん』って答えると、そいつはしばらく沈黙。ワタシの薄ら笑いに気が付いたのか『○○?…●●組のか! なんだ? 偉そうに、こんなところで飲んでやがんのか! ○○の野郎! …だいたい、あの馬鹿はなぁ…』と言い出し、それからはヤクザ談義&自慢話がスタート。彼の話も絶好調の時に、なんと偶然○○さんがお店へ…。顔を見るなりソイツは駆け寄り、『○○さん、コンバンワ! へへへ…、お邪魔しています』と元気に挨拶。そのまま○○さんの席にホントにお邪魔し、水割りまで作り出す始末。ワタシは席に取り残され状態。○○さんがトイレに立つと『おい! おしぼり』と言って自らトイレの前におしぼり持って直立不動。最後にはオゴって貰って『ご馳走様でした!』 エレベーターのボタンは押すわ、車の扉は開けるわ…走り去る車に最敬礼。もう、来るな! …と思ったら、それからは必ず電話してきて、『○○さん来てない? そう、来てない…。じゃあ行くわ』と電話なのに何故かヒソヒソ声。…だから来るなって!』 

池袋E S嬢

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『客のヤクザから聞いた話でイイ? そのヤクザの事務所の窓に拳銃が撃ち込まれた。事務所待機。何日も緊迫する状態。突然電話が鳴る。『兄貴!ガルシアって、マフィアから国際電話みたいです!』…電話は窓ガラス交換のガラス屋だった(笑)』 

新宿M E嬢

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『あるヤクザが破産宣告の手続き? 売掛金がぁ! 弁護士に見せられた債権者リストに、アデランス130万円。え~~~っ!そんなの買えるんだっら払えよ! 気付かせないアデランスは凄い!』 

証言 新宿N A嬢

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『散々殴り合って和解して、涙もろいのはイイんだが、『俺たちは過激派だからなぁ…。』 それってアンタ、感激屋だろ!』 

新宿L T嬢

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『聞いた話。親分の好きな天玉うどん。作るは部屋住みの弟分。具を載せないで、ジ~~ッと、うどんを見つめている。『どないした?』と兄貴分。『兄貴、天玉うどんは天ぷらが先でっか?玉子が先でっか?』 怖い顔の兄貴『……』 弟分『兄貴?』 兄貴は真剣な顔で『どっちやねん…?』 アホです。』 

大阪H A嬢

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『常連のヤクザが初めて見る顔のお仲間を連れてきた。そのお仲間「なんでえ!この店は暗いなぁ!」 常連のヤクザ「兄貴!サングラス!」 (笑) それでも最後までサングラスを外そうとしなかった。後日、交番の前を通るとその人の顔写真が…。ええええええええ~~っ?』 

新宿B K嬢


(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿
不死身の侠
修羅場を何度となく乗り越えたある親分は、
巨体のせいか?酒がメチャクチャ強い。
朝までかなりの量を呑み続ける。

酒癖?イイです。
顔には一切出ないし、酒飲みの鑑という位に、
乱れない、絡まない、暴れない。
いつも冷静で渋く呑んでます。

ところが最近、気がついたことがある。
あの冷静な状態で実はベロベロに酔っていて、
しかも記憶が飛んでいるって事に気が付いてしまった。

その夜は朝までやっている屋台で飲んでいた。
隣の体育会系学生たちが揉め出して、
ついに殴り合いになってしまった。

最初は知らん顔をしていた親分だが、
屋台の親父の困った顔を見て仲裁に入った。

ところが血が頭に登り過ぎた大学生は、
止めに入った親分に手を出してしまった。
顔面に一発! みぞおちに一発。

慌てた屋台の親父が「この人は!」と親分の正体を告げた。
体育会系は驚いてその場に土下座。

親分はニッコリ笑顔で
「ケンカするのも仲のいい証拠、人様に迷惑掛けなきゃ大いにやれ」
学生の肩をポンポンと叩き・・・、
仲を取り持つように一緒に呑んで彼らの料金も支払った。

う~ん侠客や!

ところが…翌日、店に来た親分は顔に湿布。
「やっぱり腫れました?」
・・・と私が言うと、不思議そうな顔で
「歯茎が腫れたの何で知ってる?」
「はあ?」
親分は顔をさすりながら・・・、
「おまけにお腹がシクシク痛いんだよな」

親分、それって大学生の拳が…。

そうなんです。

親分は完全に記憶を無くしており、
単なる歯茎の腫れと腹痛だと思い込んでるみたいなんです。

確信したのはある雨の夜、
足元の大理石が滑りやすくなっていて親分はツルン!
後頭部をしたたかに打ち付けました。
頑丈な身体の親分は笑いながら立ち上がった。

翌日・・・、
「何だろう?朝から頭が痛たいんだよなぁ」
・・・と言いながら頭痛薬を呑んでいました。

それは頭痛じゃなくて打撲ですから!

…恐竜は脳に痛みが届くのが遅い。
何度襲われても不死鳥のように甦った男。

こりゃドスで何箇所も刺されても死なないはずだわ!


新宿 Yさん

(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿
そのベンツのナンバーは「893」
刑務所での受刑者のステータス・・・、
タオル(ブランド品)
そして、メガネ(ブランド品)
その世界独特の見栄や自慢があるのだ。

・・・ヤクザの世界、

もっとも分かりやすい彼らのステータスは車。
もちろん車種・・・、そしてナンバー。

歌舞伎町を歩くと頻繁に目にする豪華な車とそのナンバー
「キリ番」「ゾロ目」「ヒトケタ」などなど・・・。
777に10-00・・・。

私が知る限りでは、最小は新宿の某親分、
最大は九州の某親分などなど・・・。

どうやって手に入れたのか?
外国の大使館ナンバーをつけている車もある。

同じようにヤクザ事務所の電話番号、携帯番号も、
やたらと「キリ番」「ゾロ目」「ゴロあわせ」が多いのだ。

ある有名な武闘派ヤクザ組織は「510」
亀田で有名になった親分は「8723」
(分かる人には分かる)
九州の某組織は「910」
ここの組織は組員の車のほとんどがそう・・・。
ただし、「110」というナンバーが「910」車列の先頭を行く。
聞けば「パトカーが先導しとったい!」
・・・んな、ワケない!

ここにそのナンバーに関わる笑い話がある。

弟分「兄貴に見せたいモノがあるんです。」
兄貴「なんだ?」
じゃーん! 白いベンツ。
兄貴「なんだベンツか?めずらしくもねぇ」
弟分「そうじゃありません。見てください!」
じゃーん!ナンバー「893」
兄貴「・・・・・・。ヤクザ?自己紹介か?」
弟分「やっと手にいれたナンバーですよ!」

「キリ番」「ゾロ目」などに比べれば手に入りやすい番号だった。
そりゃそうだ。
他の番号に比べれば、一般人はまず敬遠するであろう特殊な番号だ。


運転していても他の車は道を譲り、路上駐車も平気だった。
弟分は得意満面で乗り回していた。

ところが・・・、
「ああああああああああ~~~っ!」 

自慢の車のボンネットに
「やくざ」と大きく書かれた落書き。
矢印はナンバープレートを指している。
運転席のドアにも「やくざ」
矢印は運転手に向くように書かれていた。

「ヌグググググググ!」
怒り顔の弟分
「ゆるさん!」

執念の捜索の結果、
近所の小学生のイタズラと判明。

損害賠償を取ってやると鼻息も荒い弟分。
それが・・・親分の耳に入った。
兄貴分の告げ口(笑)

「バカモン!子供のイタズラだろうが!お前が自慢げにそんな番号にするからだ!そのくせ堅気の衆に迷惑をかけようってのか!」

親分の一番嫌いな行為だった。
真っ青になる弟分。
意地悪そうに笑う兄貴分。


威圧するような高級車、ベンツ!
バックミラーを見るドライバー
「・・・え????????」
道を譲りながらも大爆笑。

罰としてしばらく塗り替えを禁止されたのである。
落書きベンツの運転席には複雑な表情の弟分がいた。

893.jpg

じゃあああああああん!

証言者:言えません!


※ 某国産自動車メーカー(皇室に収めている)は、
  その車種を絶対に関係者には売らないそうである。
  ・・・・・・乗ってますけどね(笑)

(C)SHINSHUN 「極道ヘタ打ち列伝」原作改稿

極道ヘタ打ち列伝 ③
わがまま親分


うちの親分は別にグルメってわけじゃないけど、
突然に食べたくなる人なんだ。
テレビのグルメ情報なんかやってると、
何が気になるのか? よし!行くぞ!って事になる。

ちょっと前にも某局でやっていたアナウンサーがレポート、
店の場所の地図が投票の結果により大小で公開されるって番組。
・・・・・・あれはまいった。
必ず小さい地図の店が気になるんだな。
局に問い合わせたり、若いのに調べさせたり、往生したよ。
命令は絶対! 必ず親分のご希望に沿うもんだから、
それが当たり前になっちゃってるんだ。

だから親分も何気なく「食べたいなぁ」とボソリ。
その夜も寿司屋にいるくせになぜか?
『新鮮なマグロが食べたい』って言い出した。

マグロは三崎漁港だってんで、
・・・・・・夜中に車を飛ばしたよ。

あげくにスイカ畑の中で迷子になって
大変な目にあった事がある。
カーナビにあぜ道は出てないし、
おまけに狭い道で立ち往生。
寿司屋で食えばイイじゃんってマジ思ったよ。

あと季節感の無いことを言い出すのにも参るなぁ。
今は冷凍技術が発達してるからいいが、
真夏に「イチゴを食いたい」って言い出したことがあって、
・・・・・・しかも真夜中に。

近場の果物関係に組員が散ったよ。
結局、歌舞伎町じゅうのショートケーキにバースデーケーキを買い占めてイチゴだけをお皿に並べたよ(笑)。

さすがに不味かったのかあれからは言い出さないなぁ…と思ったら、
今度は春先に「・・・・・・柿を食いたい」
え?イチゴならケーキがあるが、柿? 参った。
果物関係にも無い! 料亭! 小料理屋!・・・ないッ!
これはダメだろと思ったら、
歌舞伎町の韓国系の食材屋にあった!
韓国・・・マジすごい!
ラベルを見るとオーストラリア産。
なるほど・・・たしかに季節は逆だぁと妙に感心したよ。


証言者: Kさん (稼業歴:バイト気分) 新宿



初めての若い衆


組織にとって人間は財産だ。
育て、力を付けさせるのが組織作りの基本だ。
これは親分の受け売り(笑) 

・・・で、中堅以上になるとオヤジから若い衆を預かることもある。
そうなると自分が面倒をみることになる。
オヤジからの預かり物、それなりに気も使うさ。

それは俺たちが人身掌握術を学ぶ修行でもあるわけさ。
あ、これも受け売り。

で、弟分が初めて若い衆を任されることになった。
舞い上がって兄貴風を吹かせまくって、
親分や兄貴分の受け売り(自分はどうなんだ!)
を自慢げに話している。

さっそく個人的歓迎会(?)を主催!
新人君を飲みに連れて行くことになった。

「兄貴もいかがですか?」
あ!俺の支払いかよ?

「今日は俺が」と言うので、
御指導振りを拝見に御同席させて頂きましたよ。

「兄貴はスゴイだろ」とヨイショ、
次には自己アピール。
若い衆は行儀もいいし真剣な眼差し。
・・・・・・これはイイ若い衆だと感心した。

結局、朝方近くまで飲み、
弟分は自慢げに6万を払った。
「ご馳走様でした」
若い衆は弟分に最敬礼。
「いいな、こうして朝まで飲んでも、
明日は事務所に一番に来てピカピカに掃除し、
兄貴たちを元気に出迎える。それが修行だ!」
・・・と弟分。
「はい!」
「よし、行け!」
「失礼します!」
ほぉ~~~~っ! なかなかやるもんだと感心した。

ところが、若い衆が帰ると、
「ところで、兄貴、6万円貸してもらえませんか?」
「・・・・・・は?」 
「だから6万」

「おはようございます!」
翌朝、新人君は言い付け通りに事務所はピカピカ!
「おおおおお!やるなぁ!」

・・・・・・でも、その指導員は二日酔いでお休み。
初日で若い衆の信頼を失いました。


証言者 Sさん (稼業歴15年) 新宿


(C)SHINSHUN 極道ヘタ打ち列伝 原作改稿
嘘つきベンツ男
ヘタ打ち? へぇ…おもしろそう。
・・・いるいる。
私が知っているのはウチラのあいだでは「嘘つきM」と呼ばれる馬鹿ヤクザ。

そいつ元々は他の組にいたの。
組が無くなってバックれた。
抗争で組事務所が事務所使用制限?ってのになって寝る場所もない。
オレも命を狙われてヤバイから一緒に旅に出てくれって言う。
・・・場所は箱根?
『なんで、アンタなんかと温泉地に逃げなきゃならないの!』
って逆ギレしてやったら、淋しそうな顔してるくせに
『オンナには分からない世界さ』
・・・なんて気取って。
最後は『オレはこのままじゃ終わらないからな!』って捨て台詞。
コッチがダメならアッチ…もダメってくらい、
色んな店で色んな女の娘を口説いているくせに。
やっぱり、他の娘にも同じ事を言っていた。

・・・・・・そして街から消えた。

半年くらいしたある日、
ベンツが私の前で止まってスモークの窓が開いたの。
『よぉ!』…Mだったの。
関西系の巨大組織の幹部になった・・・って。
へぇ、スゴい、やったね!
少し見直したかな…。
『オレとやり直さないか?』
…だから付き合ってないって! 

そんなある日、ホストの彼氏とホテルで朝帰り。
そしたらホテルの駐車場にベンツが止まっていて、
嘘つきMが運転席に…。

「ヤバッ!」と思ったら目が合った。
・・・尾行?
Mは車から降りるなり彼氏に凄みだした。
車の屋根に肘を掛け、咥えタバコで睨みつける。
『ああ・・・ぁ』
もうダメだ…と思ったら、
エレベーターが開き、見るからにケバいカップルが…。
顔面凶器のスキンヘッドに水商売バリバリ香水女。

男の方がいきなりMに蹴りを喰らわせた!

『てめぇ!偉そうに車に寄りかかってんじゃねえ!』 
Mは速攻土下座。
『親分、済みません!』
『ベンツは禁煙じゃちゅうとろうがぁ!』
『す、す、・・・ひゃああああ!』

そのままボコボコにされてました。
『か、勘弁してくださ~~~い!』
私と彼氏は・・・、はい、さようなら。

ベンツは親分のでアンタは単なる運転手だったのね~っ。
アトで聞いた話ですが、
Mの前の組って家賃が払えず追ん出された貧乏組織だって。

・・・トホホな奴でしょ。

新宿・M石E麻さん(完全ヘルプ)

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・・・後日談です。


自称組員・・・実は、ただの運転手「嘘つきM」の近況です。


この嘘つきMは内緒のバイトを始めた。

事もあろうに親分のベンツを勝手に駐車場から出して
キャバ嬢相手の白タクを始めた。
『よっ!どこまで?中野?2千円でいいよ!』

ベンツの運転席のMは窓を開けて肩肘を出しその手には煙草。
・・・見つかったら、どつかれるぞぉ! M!

しかし・・・長くは続かなかった。

親分がベンツ後部座席に鎮座していると、
白タクMの常連客のキャバ嬢が・・・泥酔状態で乗り込んできた!

『キャハハ!M、送ってよ!」
親分は『・・・・・・・・・』
『あ?先客?』
はじけるキャバ嬢、一人は笑いながらハゲ親分の頭を叩く。
『キャハハ!ハゲだ、ハゲだぁ!』
一人は口を押さえて吐きそう。
『ううううううううう』

親分はみるみる青筋が顔面に浮かび上がってきた。
『・・・Mクン?』
『・・・・・・あ、いや、・・・あ、はい』
親分は爆発寸前だった。

しかし、爆発したのは、
『ゲロゲロゲロゲロ!』
『おおおおおおおおおお!』
『きゃああああああ!』
『洗面器ぃ!』

・・・・・・親分は言った。
『運転手さん、今度はワシが送ってやろうか? 地獄まで』
『きゃ~~~っ!送って!送って!』
『ゲロゲロゲロゲロ!』

ご想像通り、シメられてしまいました。
・・・で、憐れに思った兄貴分がポ~ンと十万円。
『じゃあ、コレで中古車でも買って来い。・・・がんばれよ』
『う、う、うううううう・・・兄貴ぃ』

大泣きのM。
土下座して泣いていた。
・・・義兄弟愛!
・・・・・・でも、十万円で買える車なんて・・・よぉ!

・・・で、白タク営業再開!
だけど、車はボロボロ
顔も傷だらけボロボロ・・・。

『お客さん、どこまで?』
折檻で凄い形相、Mの不気味な営業スマイル0円!
『ひ、ひ、ひえええええ!』
・・・客は付かない。

しかも・・・・・、

『お客さん! 成田空港、到着です!・・・え?ハダ空港?・・・ハダぁ?』
『・・・・・・あのねぇ、君ぃ、羽田空港!』


しかも・・・、

『ガス欠だよ~~っ! ここドコ?・・・ドコ?ドコ?ドコ?』
俺はどこにいるんだよぉ~~~~~っ!
叫ぶM!
深夜の山中、周囲に灯りは無い。
十万の車にカーナビは無い。

お前は「鉄腕DASH」のソーラーカーか!
・・・で、最近のあだ名は「ソーラーカーだん吉」です。

お~~~~~い! だん吉ぃ!


(C)SHINSHUN 極道ヘタ打ち列伝 原作改稿
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